ラフをする練習

今日は最近恒例になりつつある、ブリッジ教室だった。前回の定例会で3位入賞したこともあり、最近は、練習だけでもおとうさんに付き合うようになりつつある。そこで、前回のブリッジ教室で失敗してダウンしてしまった「ダミーでハンドのルーザをラフする」プレイの練習ボードを作って、2日連続でプレイさせてみた。

コントラクトはサウスの4スペーズで、ハートのK、A、5と続いて、ディクレアラがラフをした。ここからだ。娘のプレイの記録を以下に載せてみる。

初日は、オープニング・リード後に、なにやら考えていて、どうやらトランプで5個、ダイヤモンド2個、クラブで1個の合計8トリックは取れる、と計算ができたようで、そこからプレイが始まった。目標のトリック数は10トリックである。

しかし、ドロートランプ(ディフェンダにラフをされないよう、ディフェンダのトランプを召し上げてしまうこと)してしまうと、結局当初の予定の8トリックしか取れず、2ダウンしてしまった。最初、ダミーが開いた時に、取れるトリックを数えているらしい。しかし、今回のように10トリックに届かないと見積もられたときには、まずプレイをはじめて見ることにしているらしい。確かに、いつまで考えていても埒があかない。

8トリックしか取れなかったとき、娘にいつも書いてあげているノートを持ってこさせた。そこのどこかのページに「短いトランプでラフをするとトリックが増える」と書いていた。さて、これがヒントだよ、というと「あー、わかった」と言って、もう一度やってみるという。

ハートが3トリック続き、ハンドでラフ、次に何をするか注意してみていると、ダイヤモンドのAとKを取った。そうそう。当たってる。そしてダイヤモンドの2を、ダミーのトランプでラフした!そして圧巻。もう一度ダイヤモンドをラフしたいのでサウスのハンドに入りたいのだが、これを、スペード6を使ってサウスに入ったのだった。そして最後のダイヤモンドを出したとき、ダミーにはスペードのAしかトランプが残っていない。少し考えていた。自分のハンドの札を見ていた。

どうやらKQJ10は、Aと同価値であることがわかったようで、ダミーのスペードAでラフ、これでダミーでラフを2回した。最後にクラブのAでハンドに戻り、ディフェンダのトランプを刈りあげて、クラブで1つ負けて、ジャスト10トリック!お見事!

翌日同じ問題をやってみたところ、ダイヤモンドの1回目のラフはよかったが、2回目ラフのためにクラブAで戻った。嫌な予感がした。2回目のダイヤモンドラフを、ダミーのスペード6でしたために、Eにスペード9でオーバーラフされて、惜しくもダウン!

ここでダイヤモンドのブレークを考えさせた。ハンドに4枚、ダミーに2枚。「ブレークはなんだ?」すると少し考えて「よん、よん、さん、に」「ディフェンダにはどういう風に分かれてる?」「4−3」「そうだね。そしてハンドのダイヤモンド4枚目も、ラフしたいんだよね。でも4−3で分かれているから、どっちかのディフェンダは3枚しか持っていなくて、そのディフェンダは4枚目のダイヤモンドをラフできるね。」

「だから、小さいトランプでラフせずに、スペードAでラフをすべきだったんだ」というところまで話をした。どこまでわかったか、自信はないが、いずれこのあたりの話をしていかなければならない。

優勝

というわけで、今日のブリッジ教室は2テーブル/4ペアでのチームオブペア戦という形式で、3ボートを3ラウンドの総当り。すると娘のディクレアラで3NTをジャストメーク!なんとも奇跡的なメークをし、そして相手は2クラブズでオープンした(とっても強いという意味の不自然ビッド)のにもかかわらず、そのままパスで2クラブが最終コントラクト。これをきっちり1ダウンさせて、なんと、今日の教室ではおとうさんー娘ペアが優勝!やったー。

なかなか時間が取れないけれど、少しづつ、少しづつ、プレイが上手になっている気がしますよおとうさんは。