手品とかカシノとか

さあて、はじめての「カシノ」。『きょうは、あたらしいゲームで遊ぶよ〜』と言ったのだが、娘はポーカーサイズのバイシクルカードで、わけのわからぬ手品に夢中だった。

おそらく、私が幅の広いカードのことを、手品で使うカードだと言ったので、手品をしたくて仕方がないのだと思う。ハンカチの中から無くなってしまう消しゴムみたいな、うさんくさい手品を楽しげにやってみせたものだから、なんちゃって手品に夢中なのだ。

先日は、カードを裏向きに広げて、おかあさんに1枚取ってもらい、そのカードを自分では見ずに、おとうさんの前まで持ってきて裏返しで置いた。さて、内心、今目の前で、このカードを当てたらすごいな、と思っている瞬間に目の前のマジシャンが発した言葉に驚愕した。

「おとうさん、このカードをあててください」

をを〜、キイテナイヨ〜。場が凍った。マジシャンは、貴方ではなかったのですか?私はお客さんのはずだが、私が当てなければならないの?キビシーッ

おかあさんとおとうさんには大受けの手品だった。

カシノ、カシノ。本を見ながらのぎこちない進行であったが、数ディールプレイすることができた。先行き不透明だったのは、相手と自分が、現在何点取っているかが、わからないことか。ビッグ・カシノ(ダイヤの10)や、リトル・カシノ(スペードの2)が、名前が付いて華やかなのだが、実は数の多いAや、全体の枚数のほうが大勢への影響が大きいような気もした。

得点は、最後にカードの枚数やAの枚数、スペードの枚数を数えて、集計することになるので、正の字を書いて行くような得点表を作るといいな、と思った。

用語も正しく教えよう。というか、おとうさんが覚えないといけない。テイク、ビルド、スゥイープ、かな。プレイしてみて、娘は組み合わせのルールをすぐに覚えたようだ。遊び込んで行けば、楽しさがじわじわとわかってくる気がするゲームと感じた。

明日も少し遊んでみることにしよう。それにしても、手品には参ってますけど。