ひさびさのセット

おととい約束した、ジン・ラミー100点勝負を3回、というのを今日一日でやってみた。相手はおとうさんが2回、おかあさんが1回と交代して遊んだ。結果はおとうさん2勝、娘がおかあさんには勝ったので1勝ということになった。

セットを、ほぼ1週間やってなかった。感覚を忘れてしまうのはいけないと思い、久しぶりにやってみると、娘の鋭い指摘が影をひそめていた。といいながらも最小3枚差で娘が勝ったのだが、やはりセットは、続けて遊ばないといけないなと実感した。途中でブランクができると、何かを失っていくんだなぁ。

おかあさんは、娘とのジン・ラミーが、つい最近楽しくなってきたようだ。というのも、今だと娘をみそっかす扱いしなくとも、普通に勝った負けたという勝負ができるからだ。今まで1年くらいは、私は、娘と一緒に遊ぶことを優先し、それこそ「みそっかす」をするよう、おかあさんにも言ってきたが、おかあさんはそれに納得していなかったかもしれない。

おかあさんも、娘も、ジン・ラミー歴はほとんど同じ。戦略的なことをおかあさんに伝授したわけではないので、娘と良い勝負なのだと思う。

トランプの神様、みたいなことを考えることがある。神様は別段、誰かをひいきにしたり、いじわるをしたりしているわけではないと思う。そこには、52枚で表せる世界が素直に置かれているだけだ。

その世界を素直に受け入れて、尊敬し、研究し、注意深く見聞きすることができる人は、たぶん上手で、楽しいプレイヤーになれると思う。

ブリッジもそうだが、ジン・ラミーもやっぱり確率を重視しないといけないと思う。条件が同じならば、確率が高いほうを選択した方がいい。確率というのは、場合の数ということだ。待ちを広げていく、ということだと思うが、すでに捨てられていたり、捨てられていなくても、相手が持っていて離さない場合は、捨てられているのと同じだろうし、そういうことを考慮しながら、あがれる場合の数が多い組み合わせを選択していく。

"Be Careful"、注意深くやりなよ。慎重に。思慮深く。良く見聞きして。どの世界にでも言えることかもしれない。大胆さは、この "Be Careful" の上に成り立つのかもしれないな、と思っているし、思いたいし、そうありたい。