今日はプレイの説明を少し

みんなに混ざってブリッジをするには、さすがにビッドでコミュニケーションを取れないとたいへん。それでも、まずは面白さと、「ほめること」で興味を引っ張っていくことが大切と思うので、なんとかプレイで核心に触れるような部分まで、手を差し伸べる必要があると感じた。

というのも、3人でTiny Bridgeをしていても、個々のスートのフィネスは上手にやってみるんだけど、見ているのはその1手だけだから、結局13トリック、集中力が続かない(w。勝ったか負けたかについては興味はあるようだけど、どうして勝ったかとか負けたかとかは、わかってない。13トリックを流れで見られるようにしないといけないなぁと感じたので、ディクレアラのプレイプランについて、考えさせてみることにした。

おかあさんは庭で草取りをしていたので、おとうさんと2人でブリッジの練習するぞー、と誘うと、やるやるー。ゲームじゃないよ、と言うと、えー、それじゃお話なの?と面倒くさそうな顔をする。さすがに今までブリッジ教室でも説明されてきて、難しい説明はさっぱりわからなかったのだろう。まずは、娘に13枚配り、ダミーに13枚開いてあげる。

イカードポイントを数えさせると、合わせて17点(泣。ディフェンダのほうが23点あるわけだから、かなり弱い。それでもTiny Bridgeだと、17,18,19点が1の代の縛りである。一番枚数の多いスートを選ばせて、ハートだというので、コントラクトは1ハートになった。

ハートがKQ10xxxの6枚、ダミーはJxxxの4枚で、合わせて10枚ある。ダミーにはダイヤモンドAがあった。そこでまず、トランプで何トリック取れるだろうか?という質問をすると、10トリックだという。いやいやちがう。相手には何枚あるか?と聞くと3枚とのこと。何を持っている?と聞くと、A35だという。すぐに答えが返ってきて頼もしい。

確かに10枚あれば、双方ラフで使えるなら10トリックになるかもしれない。しかし、ディクレアラからハートをリードすれば、ダミーでもハートを出さなくてはならない。結局、6枚のハートのうち、Aでは確実に取られてしまうので、上手にラフできないと5トリックしか取れない、ことを確認する。このとき、ハートの2では取れないよなぁ、というので、相手に3枚しかないから、ハートの2は取れるようになることを説明した(エスタブリッシュ)。今後、エスタブリッシュの説明をより詳しくしてあげないといけない。

ハートで5トリック取れる。あと何トリック足りないの?2トリック。じゃ、どこかで2トリック取れるかな?「取れる」え?じゃ、どこで?まずダイヤモンドのA(ダミーにある)。そうだね、あと1つは?(自分が持っていた)クラブのK。

クラブのKでいつも1トリック取れるわけじゃないよね?どうして取れたり取れなかったりするの?えーと、クラブAが、右の人にあるか、左の人にあるか。そうだね。じゃ、どういう時に取れるの?えーと、クラブのAを、右の人が持っている時。右の人がAを出したら自分のKは出さなければいいし、Aを出さなかったら、Kを出す。

じゃ、実際にプレイをしてみようか。何か注意することはある?んー。

というところまで進んだ。このあとは、Kを持っている自分のほうからクラブを出してしまっては、Kが取れなくなることを説明したが、わかったかどうか。

というわけで、クラブのKの一件は、そんなに詳しく教えていたわけではなかったが、けっこう分かっているようで頼もしかった。この感じで、13トリックを集中して流れの中で理解することで、もっともっと楽しくTiny Bridgeで遊べるんじゃないかと思う。

個々のトリックの取り方の局面は、自分でもよく考えているみたい。おとうさんがそこをほめるから、なんだよねたぶん。だから今後は13トリックの計画が立てられて、最後までその計画に沿ってプレイができたときに、本当にほめてあげる、というおとうさんの計画を実践しなければならない。

なんか、本格的に特訓が始まったって感じ。