うそをつきじのごもんぜき

今日は東京出張だった。トランプ遊びもできなかったので、出張の話を少し。忙しい出張でほとんど時間なし。仕方が無いので、帰りに秋葉原から電車に乗る代わりに東京駅まで歩いてみた。呉服橋とか、日本銀行本店とかが見えたので行ってみると常盤橋という、今では使われていない橋があって興味深かった。

日本橋川の上に常盤橋がかかっているようだが、この日本橋川は、江戸城の外堀だったようだ。そしてこの常盤橋のところには枡形があって、門が設置されていたらしい。この場所は常盤門跡、というとのこと。

枡形の石垣の上に、高速道路や高層ビルがあって、ちょっと感動。

水色のところが外堀だったみたい。

なんたって、江戸城の枡形だもんね。すごいね。

うちの近くも、枡形の跡があって、道路がくねくねっと曲がっている。そういう道路の歴史が好きなおとうさん。

以前は、築地に出張があったときに「うそをつきじのごもんぜき」の意味を理解しようと、うろうろ歩いてみたことがあった。たぶん今回の常盤門跡のように、築地にも何かの門があった、ということなのだろうと思っていた。

よくよく調べると、どうやら築地にある本願寺、これは東本願寺とのことだが、門跡ってのは、お寺の格の話のようで、「門跡(もんせき、もんぜき)とは、皇族・貴族が住職を務める特定の寺院、あるいはその住職のことである。寺格の一つ。」とのこと。そして、本願寺が准門跡であることから、本願寺のことを門跡と呼んだみたい。その前の通りは門跡通り。なるほど、門があったからではないんだな、と今日、納得できてよかった。

忙しい出張だったけど、この枡形跡を見ることができて、最高の収穫であった。