アンブロック

おとうさんの仕事が忙しくて、なかなかトランプで遊ぶこともできなくなってきた。今、トランプで遊ぶときには、スピード、銀行、いっきゅうさん、大富豪といった簡単な遊びばかりをしている。一回ずつの時間が短いのと、学童で遊ぶときに友達が一緒に遊んでくれるゲームだからというのもあるだろう。

そこでちょっと2人で時間があるときは、ブリッジの練習と称して、いくつかのプレイのコツを教えるようにしている。特に計画はないけど、できれば小さなカードでトリックを取るエスタブリッシュを、徹底して教えたいと考えている。

今回は、ブロックの話をした。したというよりは、結果的にそうなったというべきか。

ダミー:AKQ102 ディクレアラ:J54、この8枚でノートランプの時(すなわちラフすることは考えないとき)、何トリック取れるかを数えさせてみた。8枚あるので、8トリックと答えた。おもしろいね。あまりプレイする機会がないから慣れないのか、5トリック取れる!と理解されるまではまだ時間がかかりそうだ。

AKQ102、J54、このコンビネーションでトリックを取るには、最初にダミーの2を、ハンドのJで勝たないといけない。そうするとあとはダミーのAKQ10が自動的に一番強いカードになるから、4トリック取れる。合計5トリックだ。1枚づつカードを出してプレイをさせてみると、5トリック取れるということが理解できる。

AKQ104、J87652、今度はダミーに5枚、ハンドに6枚ある。もしアナー(絵札)がすべて揃っているならば、あとは長い方の枚数分、トリックが取れると説明してみた。つまり、ダミーの5トリックではなくて、ハンドの6トリック。プレイをしてみると、最初にハンドのJを取って、残りはダミーのAKQ10で取っている。さて、最後にダミーの10で取ったときに、ハンドには8が1枚残っているのだが、ちょっと悩む。「どうなったかわかる?」「ダミーからリードしなくちゃいけないから、8が取れない」「そうそう。これをブロックっていうんだ」

ブロックについてはそう簡単な話ではないので、遊びながらたくさん話題にしていきたいと思う。今は、ダミーと合わせて8枚あるときに、「8トリック取れる!」と直感している部分を、なんとかして改善してあげないといけない。長い方の枚数分、トリックが取れる可能性がある、ということ。

文章にしているとめんどうな話になってしまうが、ブロックの話はふっと理解してくれたようで、次にプレイさせてみると、ハンドのJを残しておき、ダミーの最後の10の時に、ハンドのJでオーバーテークすることで、スムーズにハンドの6枚目もトリックを取れることが理解できたようだ。できたときにはとても喜んでいたので、次に話をしても着いてこれるだろう。

お絵描き教室

先週は、絵を持ってこなかった。油絵の準備をしたとのことだ。油絵っておとうさんも学生の時に描いたことがあるが、その時はたしか筆で書くのではなくて、ヘラみたいな道具で絵の具を乗せていった気がする。来週からは油絵が始まるのか。それはそれでとても楽しみだ。絵の描き方は、娘に聞くことになるかもしれない。