やっぱりよくわからん

ピカソを見てきた。あまり予習をしていかなかったので、本物の素晴らしさを実感できずに、時間だけが過ぎていった感じ。娘はおかあさんに連れられて、ひととおりの絵を見たようだ。展示物はピカソだけではなくて、ドイツのルートヴィヒ美術館所蔵の絵が展示されていた。

なんとかおとうさん、自分の感性にあいそうな絵はどれかなぁ、と考えて、もう一度回ってみて、やっぱりあれか、ということでジョルジオ・デ・キリコという画家の「イタリアの広場」1956年、が良かったことに気がついた。常設展だと松本竣介かな。いつも気になるこの人は。

終わって車の中で、おとうさんは何が面白かったかと聞かれ「キリコ」だな。というと、娘がおばあちゃんに「何がおもしろかったか」と聞かれ買ってもらった絵葉書が、やっぱりキリコだったとのこと。構図が台形になっていて、とかいう説明を受けたらしい。

わかりやすい絵だったのかもしれない。それでも、娘もおとうさんも、勉強し始めのおやこ、趣味が似ているのは可笑しいというか、微笑ましいというか。おとうさんは絵が描けないので、もっと観る方を勉強しなければならんな。