5枚メジャー

昼から車の定期点検があったので、ブリッジの本を何冊か、それと娘のブリッジノート(新しいもの)と鉛筆、ビディングボックスとカードを持参して、ディーラへ向かう。

最初の20分くらいはおとうさんが、今後どう展開すべきかを自分のノートにまとめてみた。基本の流れは、マックスハーディーの「Standard Bridge Bidding for the 21th Century」http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1587760495/qid=1049353173/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/250-1810099-8814600 だ。ノートランプのオープンとレスポンスをできるだけ早く完成させて、その後はメジャーフィットの際の取り決め、そしてそれ以外のビッド、という展開がよいと感じて次のように書いてみた。

第1弾

  • 1)ハンドの評価
    • 長いスートに点を加える(最初はレスポンダだけでいいか)
    • 短いスートは、フィット後のダミーポイントのみ
    • スプリンターを理解させる
  • 2)オープナーのビッド
    • バランス・ハンドとアンバランス・ハンドとしての体系
    • NTオープンの体系
  • 3)1NTオープン後の展開
    • ステイマン、ジャコビートランスファ
    • 物量によるインビテーション、ゲーム、スラム
  • 4)メジャーフィット
    • 3枚と4枚の違い。(ロッドウェルの2 over 1 に従う)
    • フィットの際のフォーシングNT
  • 5)それはフォーシングか?
    • サインオフ、インビテーショナル、フォーシング、マラソン
    • フォース・スート・フォーシング

第2弾以降

ここまで、介入なしの基本のところとして計画。その後、介入なしで、ツーオーバーワンの展開(ロッドウェル版=メジャーのリビッドは6枚)とフォーシング1NTについて。

そして、2♣オープンやウィーク2、3の代以上のプリエンプト、介入と入っていけばいいかと考えた。

おおよそ、第一弾プラスツーオーバーワンくらいを、8月までにわかっているといいかな。介入については、適当にやろう!ということで。

実践

そこで今日は1の代のスートのオープン、というのを確認がてらやってみた。ついでに12HCPとかじゃなくて、ルールオブ20にしてみた。HCP(ハイカードポイント、A=4, K=3, Q=2, J=1で足し算してハンド評価の指標とするポイントカウント法による)と長い方からの上位2スートの長さを足して20を超えたらオープンするという方法。

加えて、5枚メジャーオープン。今までは4枚のスートを下からビッドしていたのだが、メジャーをビッドするときは5枚を約束する、というもの。そこで、次のようなハンドを作った。

12点と、ハート5枚+スペード3枚=8枚。12点+8枚=20。20以上なので、このハンドはオープンする。メジャースートは5枚を約束するのでこの場合は、でオープン。ワンハート、というオープニング・ビッドになる。

さてでは、以下のハンドはどうか?♠もも5枚づつ。♠とでどっちをビッドすべきか?

娘曰く「こういうときは、内容の良いほうを選んでビッドするのがいいんじゃない?だってさ、こんなくずのスペードとかオープンした時、おとうさんは♠のAとかKとかを持っていると思って、リードしてくるじゃない」それは正しい!

「そうそう、トランプは、枚数も重要だけどAとかKとかがあることも結構大切なんだ。じゃ、もう少し話を進めよう」

例えば今のハンドでの内容がいいから、1でオープンしたとする。そしておとうさんが下のような弱いハンドを持っていたとする。

そしておとうさんは1NTとレスポンスした。6点はあるってことだよね。そうしたら、

のハンドで、次に何て言う?「2♠」。「そうだね。スペードが4枚以上あるもんね。おとうさんは♠もも2枚づつで弱い。だから♠とのうち良いほうでトランプを選びたい。その時、最初のは確実に5枚あることがわかっているから5+2で最低7枚ある。でも♠は4−2フィットかもしれない。合わせて6枚のトランプってどうなの?」

「えー、6枚でもいいんじゃない?」「いや、相手には7枚あって、相手のほうが多いトランプは、こちら側が有利だから決めたとは言いづらい。だからトランプは7枚以上が望ましいから、おとうさんはを選ぶんだ。」

「でもその時、もう2♠まで進んでいるのでに戻そうと思うと3になるよね。弱いハンドでそれも7枚トランプで、3ってどうなの?」

「えー、あんまり嫌だ」

「どうして3の代になったかって言うと、もしからじゃなくて♠からオープンしたらどうなるかっていうと、オープンした人は1♠ー1NTー2ってなって、おとうさんは例えば♠に直そうと思っても、3の代じゃなくて2の代で♠に直せる」

「そうだね」「この最初に低い方のランク()をビッドして、次に高い方のランク(♠)をビッドするのをリバースビッドと言うんだ。これは弱いパートナーに負担をかけるから、リバースビッドする人は1トリック分(3点)余裕がある時にしか、使わないようにする。

「わかった」

「たとえば、下のような16点のハンドは、リバースビッドできるんだ」

「ちなみに、4513のアンバランス・ハンドを、の枚数を減らしてバランス・ハンドにすると、

このハンドはなんとオープンする?」

「1NT」「そう。1NTでオープンできるくらいの点があるときに、リバースビッドができるっていうわけだ」

というわけで、今日ははからずもリバースビッドの話をしてしまった。これからも忘れないようにリバースビッドの話をちょくちょく持ち出さないといかんな。さて、GW中にこのビッド&プレイ講習はどこまで進むやら。

神経衰弱

おとうさんは神経衰弱が苦手だ。ブリッジでもカードを覚えてられない。しかし、今日、黒いスートのみで神経衰弱をしてみたら、何度か娘に勝つことができた。おおよその位置でカードを覚えられる!これはいいと思った。どんよりした頭を活性化させるためにも、半分神経衰弱を娘と競争するのは私のためになりそう。