フォロー、ディスカード、ラフ

トリックテーキングをはじめて教えたのは、2年前の8月だから、ちょうど3才の誕生日の頃だ。それまで神経衰弱と7並べくらいしかしてなかったので、とにかくトリックテーキングをプレイしてみたかった。たしか、奥さんと3人で、カードを4枚配って、1枚づつカードを出した後、4枚になるように山札を引いていくゲームをしたのだったと思う。

だから、まず、言葉を教えた。

「ディスカード」という言葉を覚えたら、コツがすぐに飲み込めたように思う。フォローの時は「あります」と言って同じスートのカードを出すのも良い。フォローは比較的わかりやすいようだ。ページワンでも同じスートを出す状況があるし。

しかし、フォローできる同じスートのカードが無い場合、緊張状況が生まれる。ここが大切なところなので、きっちりと教えないといけない。「ディスカード」である。ディスカードは、どんなに強いカードを出したとしても、必ず負ける、ということをきっちり教えた。だから、「ディスカード」と声を出す状況になったら、必ず負けるのだ。

そして、1人づつカードを出し終わったら、誰が勝ったのかを必ず聞く。何度かやっていると間違えることがなくなった。

フォロー、ディスカードがすんなりできるようになった。しかし、その後、良いトリックテーキングのゲームが見つけられず、ポーカーやフェース、ブラックジャック、神経衰弱を中心に遊んだため、このゲームを続けることはなかった。

先日、エカルテをやってみた。7以上のカードを使い、トランプを決め、さらに、手札を交換できるというものだ。久しぶりにトリックテーキングをしたので、言葉を覚えているか確認したところ「ディスカード」を覚えていたようだ。

フォロー、ディスカード、そしてラフ。状況をすっかり理解しているようである。ただし、勝つ時は小さなカードで勝つのが効率がいい、とか、ディスカードはできるだけ小さなカードを捨てるとか、そういう勝つためのコツは、まだ伝えられないでいる。

カードを持てることだし、もしかすると、いきなりホイストをプレイしても大丈夫なのかもしれないなぁ、と思ったりする。