一般的な日常に

1日はあっという間だ。食事のあとも思うように時間が取れず、それでもなんとか娘とジン・ラミーを3回だけ、遊ぶことができた。

当初、ナッツハウスで遊ぶ、と言っていた。テレビでおなじみのアニメに出てくるキャラクタの家のことだ。これを引っ張りだしてきて遊ぶのも随分と久しぶりのような気がする。その分、おとうさんがトランプで引っ張り回していたということか。

もう寝る時間が近づいてきて、遊びはこれで終わりか?と聞くと「トランプして無いじゃん、うぇーん」と泣きべそをかいた。トランプでなくともいいのだろうが、まだ寝るには早いと思ったのかもしれない。時間も少ないのでジン・ラミーを3回だけすることにした。

最初は、娘が1点でノックして、おとうさんが10点を献上するも、2回目はホイホイとカードが入ってきたおとうさん、ジンであがって28点。さて、最後だぞと念を押すも、最後の回もおとうさんがジンであがってしまって、30点。

「ジンばっかりであがるから、さっぱり勝てないじゃないの〜、うぇーん」とごんぞうで泣き出した。

それはそれでいいのだ。負けて悔しいときは泣けばいいのだ。おとうさんはそこからが大変で、泣いたまま寝かしつけをすると、それも大騒ぎで大変なので、半分のカードを使ったドーナッツを2回して終わりにしようと思ったら、なんとその2回もおとうさんが勝ってしまって、、、ドーナッツって、純粋に運のゲームなのに。。。

仕方が無いので、最後にスピードを遊んだところ、ぎりぎりの2枚対1枚の差で、娘が勝ち、少し笑いを見せて眠りについた。

いつもいつも、毎日毎日、トランプをしていると見えないこともあるな、と実感した。少し間を空けても悪くない。ナッツハウスだって、楽しい遊びだし、負けて泣くことも普通だ。そしてそのうちにまた、ホイストに、ブリッジにと娘を引き回すことになるのかもしれないが。