6路盤

ノート・ラさんが「素人だらけの囲碁イベント」と銘打って紹介しておりました、6路盤が、とても身軽そうで、バジルソース・スパゲッティが大好きな私にとって、グッと来るものがあったので、さっそく娘を焚き付けて囲碁をしてみることにした。

赤のブリッジサイズ

昼間に仕事の用事でヤマダ電機に行ってみた所、なんと赤のバイシクルカード、ブリッジサイズも399円で置いてあるではないか。買いはしなかったが、もう鬼に金棒だな。カードに困ることはなさそうだ。と言いながら、家にはすでに5〜6デッキ使っていないバイシクルカードの封が開けてある。未使用のカードは滑りすぎて使いづらい。しかしそれらを慣らすほど、トランプ遊びもできていない。

さらに、この電機屋には書籍も売っているので、同じくノート・ラさんのところで紹介されていた本を買ってきた。


amazon:東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく
ISBN-10: 4334034101

東大の授業で行なわれた初心者向けの講座の教科書とのこと。コントラクト・ブリッジも最近は授業で行なわれているらしく、この手の最近の初心者向け講義は、その方法や内容にとても興味がある。買って早く読みたかったが、時間がないまま夜になってしまったので、娘に「囲碁するか?」と聞くと、「やるやる〜」と乗りがいい。直前に鉛筆の持ち方とひらがなの書き方の練習をして、調子が良かったので機嫌も良かったのだと思う。

にほんごであそぼ

ひらがなは、久しぶりに「にほんごであそぼカルタ」を引っ張り出して、『にしむくさむらい』が一番上にあったので、これを書かせることにした。ちょうど良く苦手な「む」の字が2つも入っている。おとうさんが書き順を教えながら手本を書き、その横に何度も自分でまねて書いてみるという寸法だ。今までだと書き順を間違えた時に指摘すると、機嫌を悪くしてぐずっていたが、今日はそんなことはなくて素直に言うことを聞いていた。やはり自分で「む」の字を覚えたい、と思っている自発性がそうさせるのだろうか。

6路盤

その後、普通にカルタを2度やったあと、囲碁をすることにした。6×6の、6路盤(ろくろばん、と読むのか?)が軽くて気持ちが良さそうなので、石は、リバーシで使う裏表が白黒になっている大きめな石で代用、それにあわせて、普通のA4にボールペンでマス目を書いて、6路盤にした。

基本的なルールは少し覚えている。定石とかはほとんどわかっていない。とにかく、目を2つ作ると活きるのだ。しかし、肩が欠けている目は不十分な目なので、攻められて落とされる可能性がある。とにかく、それだけを頭の中に置いといて、囲碁を始めることにする。

途中で、「こりゃ困った」ということになった。というのも、「目が1つは、石が取られてしまう」「目が2つで初めて石が活きる」という説明を理解してもらわないと、囲碁にならないことがわかったのだ。おとうさんだけそれを知っていると、おとうさんが娘の石を全部取ってしまうことになる。

さて、おとうさんの下手な説明で、娘はこの最重要の概念を理解できるのか?それがプレイに反映されうるのか?

まず、目の説明。なにせうる覚えの中でのルール説明なので、私自身がうまく説明できない。目とは、すでに4方向を囲まれている場所のこと。こういう所を目と言って、石を置くことができない。でも、この目に石を置ける時があって、それは周りが全部囲まれていて、その目だけが空いているとき。つまり、相手の石を囲む時に、目が最後の場所になっている時にだけ、目に置くことができるということ。

これをまず説明する。角に黒石で目を作って、その目に白を置けないことを教える。しかし、黒石の周りを全て白石で囲んだ時には、さきほどの目に置けば、全部囲われてしまうことになる。こういう時には目に置けることを説明する。そして、同じ黒い石に、もうひとつ、完全なる目を作ってみると、同じように周りを白で囲んでも、目が2つあって2個同時に石を置けないため、2個の目は絶対に石を置かれることがない。だから絶対に取られることがない石(の固まり)になる。という説明、、ふぅ。おとうさんの説明はどうだ?おとうさんがわかってないぞ。

しかし、娘は理解をしたようだ(w。あとは堅いことを言わないで、遊んだ。

黒が娘、左下に目を2つ作らせたので、この黒はもう死なない。そうこうしているうちに、中央ちょっと上で、黒がアタリになって、白を1個取った。そうそう、あたりって言うのは、もう1個置くと相手の石を取れるよ、という状態のことで、将棋で言えば王手のことだな、と説明。

黒が石を置いて、白を1個取った。ここで娘が「あれっ?」と言う。何かと思うと、今取った白の所に、おとうさんが白を置くと、黒を1個取れる、という状態に違和感を感じたみたいだ。ああ、そうか、これってコウ?おとうさんは思い出した。千日手みたいなものだから、おとうさんはすぐに取ってはいけない、というルールだったよな。思い出してきたぞ。

で、最後はもう置く所がなさそうだったので、勝負をやめにして、陣地を自分の色で埋めてみた。その後はこのマグネット石をくっつけながら重ねて、オセロの時のように石の多寡を競う。

結果は娘が2個多く勝った。(1個になるのかな?)

勝ったから、なのかもしれないが、娘は面白いという。おとうさんも面白かったので、もうちょっと続けようと思う。どういう風に教えられるのかさっぱりわからないので、上記の書籍をもっと読み進めてみようと思う。簡単に終われるし、すぐに終わって次も遊べるので、おとうさんも楽しい。どうぶつしょうぎも楽しかったし、囲碁将棋はとうぶんこの2つでまかなおうかと思う。