芸は身を助く

まったく囲碁の世界のことは知らない。大山名人とか村田英雄の「吹けば飛ぶよな将棋の駒に」の阪田三吉という名前だけでも、将棋の世界の方が、フィンガーファイブなどの歌謡曲に近い感覚で、身体に近いかもしれない。

藤沢秀行。知らない。でも本を買ってみた。「人生意気に感ず」。この間亡くなったとのこと。名言集ということらしいがまだ、最初しか目を通していないが、ぐっとくる文句があった。彼は囲碁を「芸」と言っているようだ。

この本は面白いかもしれない。さて、私の芸は、なんだろう。というか、私は、何を芸にしようか。生活の足しになるものが、芸、だろうか。そういう意味も、ほんの少し入っていると思う。少なくとも趣味、と同義ではないと思う。

芸は身を助く。私は何を芸としよう。娘は何を芸とするのかな。今週末に、子供トランプ教室がある。カシノとか、ゴルフとか、ファイブハンドレッドとかを、年長の子供達(小学生高学年)に教えようかと思っている。

うちでは、ここ2度くらい、ハート集めを遊んでいるが、決定的なことがわかった。おかあさんが「引きが悪いとぜ〜んぜん楽しくないゲーム」とジャッジしたのだ(w。なるほど、そういうゲームなんですか。だから今度は、私の家にはほぼ絶滅してしまったジョーカーが入ったデックを見つけて、ファイブハンドレッドを3人で遊んでみようと思っている。ジョーカー、ライトバウアー、レフトバウアー。飛び道具が闊歩するこのゲームは、娘やおかあさんにどう映るか。

ナポレオンを知っている我々大人には親しみやすいかもしれない。ただ、それを3人で遊んで、確実に勝てるかどうかは、また別の話だろう。でなければ、別名ノートラと呼ばれている(らしい)このゲームが、ここまで続いてきた理由がない。子供だって遊べるよ。今月はファイブハンドレッド月間にしようと思う。