ちゅっちゅはおもしろい

ここのところ、おかあさんとトランプをすることが何度かあって、そういうときはチュッチュ(ミッチの改変バージョン)をすることもあるようだ。

昨日、少し時間があったのでおとうさんもやってみた。2人で遊ぶこともできるので、柔軟性があって良い。ミッチの基本ルールは次の通り。

Aを4枚抜いておく。本来はジョーカーを3枚混ぜるのだが、ジョーカーは捨ててしまっているので(W、Aで代用する。手札を5枚配って、残りの山札にAを3枚混ぜる。目的は、自分の前に各スートの山を作って行くことであり、その際、大きな数字からだんだん降順に、カードの山を伸ばして行く必要がある。一番最初に置いたカードがKなら、そこから先はどのカードでも置ける訳だが、これが3だったりすると、その先には2しかおけない。打ち止めということになる。

交互に山札から1枚めくって、自分の前にスートの最初のカードとして1枚出す(もしくは既に出してあるスートの山に降順で1枚付ける)か、付けたくないときは、捨て札パイルにカードを捨てる、を繰り返す。途中でAを引いてくることになり、その場合はAを横に置いておき、山札から引き直しする。このAが3枚出てしまったら、そこから山札を引けなくなり、手札を順番に付ける、捨てるを繰り返して、手札がなくなるまで行なう。Aは終了時間のマーカーになっているわけだ。

勝負の判断は、自分の前の4スート(スペード、ハート、ダイヤモンド、クラブ)のそれぞれの山の枚数を、相手と較べて、多い場合は4点、少ない場合はその分がマイナススコアになる。同じ枚数なら、一番小さい札の数を比較して、大きい方が勝ちとする。それを4スート計算して1回の得点を付ける、というもの。

自分の前には、4スートが必ず揃って出されている必要はない。相手があるスートを順調に伸ばしている場合、自分はそのスートを伸ばすことをあきらめて、全てのカードを捨て札として処理して自分のスートを零枚とすることも可、である。その場合はプラス点にはならないが、マイナス点を計上することもなくなる。これが基本のミッチルール。

ちゅっちゅ

これを、改変したのが、娘が命名した「ちゅっちゅ」。

まず、一番多い枚数を獲得したときの点数は、4点ではなく枚数分をプラススコアにする。零枚のスートの扱いは、零点ではなくて、一番多く獲得した人のプラススコアが、そのままマイナススコアとして付けられる。つまり、零枚のスートは必ずマイナススコアになってしまうということ。そして、Aが4枚出切ったときの、その後の動きは、各自1枚づつ手札を捨てる、付けるを繰り返すのではなく、そこでゲームは終了して、手持ちのカードをすべて自分の前の山に付けなくてはならない。すでにクラブの5がクラブの山の先頭においてあって、クラブの6を持っている時、このときだけは付けることができないので、捨てることが許される。

さて、このようなゲームにしたところ、変に相手のカードを探りながら、捨て札ばかりするような、読みのゲームではなくて、カード運も大きな要因となりながら、最終の手札5枚に、どのスートを隠し持っているかで、相手を出し抜くというゲームになった気がする。勝とうと思ってもなかなか勝てず、娘が勝って行くのを見ているしか無いときも多い。おかあさんは、冷静に自分の札を伸ばして行ってかけひきをしているようだが、このように、みんなが微妙に勝てるので、子供と遊ぶにはちょうどよいゲームとなっていると思う。

そのうち、遊んでいる動画でも掲載することにしよう。