ビリということ

昨日は地元のブリッジ定例会があり、娘と午前中遊びに行った。一人余っている状態だったので、私と娘とその方と3人でTiny Bridgeで遊んでもらった。ダミーのハンドを事前に見ることができるので、ブリッジを普通にできる人だと何トリックが取れるか事前にわかるので、コントラクトの宣言がなかなか難しい。大人は練習のためにも、1〜2トリック多く宣言するのが良いと思う。

ただし、大人がディクレアラの時も、自分たちの点数は皆に教えるのが良いことがわかった。ビッドがないのでディフェンダ側はまったく情報がないため、ディクレアラ側の点数を知ることで、カウントができるようになる。今後はそのようにしようと思う。

午後は娘を家に連れて帰り、おかあさんと読み聞かせの会に行ってもらう予定だった。が、おかあさんがすっかり風邪でダウンしていたので、娘の面倒をみる必要があったため、それなら一緒にブリッジをしようかということで、今月もトーナメントに出場することにした。3ヶ月連続である。

結果は8ペア中ビリだった(笑。それでも、地元のブリッジクラブはいろんなレベルの人がいるので、下手だからといっていつも下位にいるとは限らないところがある。なので、今回は微妙なところでビリになってしまったところがあり、内容的には今までで一番良い出来だったと思う。

良い出来っていうのは簡単に説明できないが、無理なビッドをせずディフェンスに回ることで悪くない結果が出せるという感じだろうか。へたにこちらに点数が来ると、こちら側がコントラクトを買う必要があるが、ビッドはうまくできないのでちょうど良いコントラクトに行き着かない。また、行き着いたとしても娘がディクレアラだと、上手なプレイができないことが多い。

ただ、それはクラブの他の人達も同じような状況と言えるので、我々がマイペースで遊べる状況は、ディフェンスが多いとき、かもしれない。今回、ディフェンスは結構調子が良くて、相手のコントラクトをダウンさせることが多かった。そういう意味で、順位はビリだったが、内容は充実していた。

ナイス・ディフェンス

N(ノース)におとうさんが座って、S(サウス)に娘。Wが1スペードとオープンして、おとうさんは結構強いハンドだったので、ビッドに介入することにした。

しかし、娘とこのあたりの取り決めをきっちりしていないので、長いクラブで介入すると、クラブが4枚ないとレイズはしないだろう。よって、ここは4枚のハートで介入してみることにした。短いほうからビッドするのは、カナッペという方法だ。Eはスペードをレイズして2スペーズ。すると娘はおとうさんのハートの(4枚)サポートを示す3ハーツと来た。カナッペ大成功!

EWはWは3スペーズと競り合い、Nのおとうさんが4ハーツまでビッドする!するとWが4スペーズと競りあってくる。ここでおとうさんはペナルティダブルをかけるべきだった!

Nのおとうさんからのオープニング・リードでハートのAをリードするとダミーに4枚だ。なるほど4441か。ディクレアラは1枚とわかるので、ハートのKと10は、サウスの娘が持っていることになる。ダミーのQと8をうまく挟むことができ、ディクレアラに強制的にラフさせることができる。おとうさんはハートのJを続け、ダミーはスモール、娘もスモール。ディクレアラがラフをした。

結果的に4スペーズは3ダウン、ちなみに、おとうさんの4ハーツだったとしても、2ダウン位していた模様。思い切って相手の4スペーズにペナルティダブルをかけていれば、8位の順位は6位くらいまで上昇していたかもしれないのだが、まあ、勇気がなかったおとうさん。

うまくいくのは、ディフェンスでダウンさせたとき、が一番だった。やっぱりディクレアラのプレイは練習不足だし、娘もディフェンスが一番充実している模様。

カード・コンビネーション

3時間のトーナメントを、今回も集中力を切らさずに無事終えた。とは言っても、1ボードのプレイを集中しているわけではなく、自分で何トリック取ったか数えていないことが多い。まあ、それでも、今できることを、楽しんで深めていければ、それが一番だろう。

家に帰ってきて、娘がTiny Bridgeを、「すべてノートランプで」やろう、と言う。ノートランプは、それなりに全てのスートがバランスしていないと、すぐにダウンしてしまうので、すべてノートランプでプレイするというのはちょっと無理がある。娘はトーナメントで一度、2NTのコントラクトをプレイして1ダウンしてしまったのが悔しかったみたいで、ノートランプのプレイの練習をしたいらしい。やはり、おとうさんもそろそろ体系的にテクニックの話をしてあげないと、娘の興味に答えられなくなるかもしれない。

3人でTiny Bridgeをしていたとき、おとうさんがサウスでディクレアラ、おかあさんが左でダイヤモンドの7をリードした。おとうさんはダミーから2を出すと、娘からは4が出た。おかあさんはちょっとびっくりして「え?4なの?」と娘に言うが、娘は得意顔。おとうさんは、ハンドから3を出して、おかあさんの7が勝った。

終わってから、娘の話を聞いてみたところ娘のダイヤモンドは6枚あって、おかあさんは7のシングルトンだったとのことで「おとうさんは、おかあさんの7より大きいカードを1枚しか持っていないことがわかってたから、4を出したんだよ」とのこと。なるほど、そのとおりだね。こういう、ディフェンスの時のカード・コンビネーションは、目ざとく見ていて、無駄に強いカードを出したりはしないところは、とても頼もしい。先の4スペーズのディフェンスの時も、ハートの出し方がとても適切で、3ダウンもさせられたというわけだった。

教え方

教え方を考えないといけないなぁと思いつつ、おとうさん自身も自分のブリッジを向上させないといけないので、どのような進め方がいいか、今考えているところ。まずは、昨日のトーナメントで、楽しかったディフェンスや、娘が悔しがっていたNTのプレイの上達を、うしのよだれのように、毎日少しづつ、続けていくことが王道かな。これはおとうさんのブリッジにも言えることだ。