初心2

月々の月謝を支払って、ブリッジの講習を3ヶ月受けたことがある。もう20年も前のことだ。それまで、自分で本を買ってプレイヤビッドのことをひと通りわかったつもりになっていたが、実際の講習では、結構カルチャーショックを受けて、ブリッジ熱が少し冷めた、ということがあった。

というのも、その時代は4枚目ジャーというビッドが主流の時で、なんとまあ、ビッドが面倒くさく感じたのだ。先生に習っていたからなのかもしれないし、教え方が、ビッドを覚えるということを主眼に置いていたからなのかもしれない。とにかく、複雑で覚えるのが楽しくない、と感じたのだった。どういうことを目指して、こういう時にはこのようにビッドする、みたいな目的に対する必然性みたいなことが全くないように感じたのだった。本当はきちんと説明してくれていたのかもしれないけどね。

今思うと、その時に感じていた違和感ってのは、多かれ少なかれブリッジのビッドを覚える時に、誰でも感じるものなのだと思う。不自然感っていうのかな。

私が不思議だと思うのは、今はそういうことがないということ。その間の、壁を超えたのはいつだったのか?壁を超えた時と、初期に超えられなかった時と、何が違ったのか?それを、思い出して、考えて、明らかにしていきたいと思っている。