少し明るい展望が見えたことにしたい
昨日、地元でブリッジをする機会があったので、今回は家族3人で参加してみた。おかあさんはもう1年以上ぶりなんじゃないかな。おかあさんと娘とでパートナーを組んでの出場だった。ビッドの取り決めはたったの1つ、1の台のオープンに(パスをしてない人が)2の台でレスポンスをしたら「マラソンビッド」で、ゲームまでパスしない、というもの。マラソンビッドをする人は、基本13点を持っていること。スートが長い場合、5枚目に1点足してもいいよ。
そんななか、#16番ボードは唯一、マラソンビッドのできるハンドだったのだが、ノースのおかあさんが1♥でオープンしたのに対して、サウスの娘が2♥と、シングルレイズしたのでゲームまでいけなかったらしい。
13点持っている時に、メジャースートがフィットした(5枚のオープンに対して3枚以上持っているとフィット)時に、どうやってマラソンビッドをするか、ということを娘にきちんと教えていないのでこういうことになる。今回はまったく勉強していないのでこれも仕方ない。来月の定例会までは、1つづつ基本をマスターできるよう、勉強を進めていこうと思っている。
集中力欠如
下に示すハンドは、おかあさんと娘とで2♥で終わったハンド。ビッドは、これから説明するおとうさんのテーブルのものである。
(最終コントラクトが6♠になっているけど6♥の間違い)
おとうさんがノースに座っていた。ビッドがスムーズに進んで、コントラクトはおとうさんの6♥に決まった。オープニングリードは♣4だ。トランプと♣のブレークが問題なく3-2ならば、♥5♠1♦1♣5で12個ある。
しかしオープニングリードから、これはシングルトンではないか?と思った。もしその場合♣で3トリックしか取れないので♠で2トリック稼がなければならなくなる。もしプレイするならば、ハンドに♠Q10とあるので、Jをフィネスする、という一手かなと直感した。
しかしこの日は頭がぼーっとして、オポーネントの♣の枚数を思い浮かべることすらサボってしまう状態だった。風邪気味かもしれない。集中力をこの場まで集約する意識が全くなかったので、何の準備も無いままいきなりのブリッジ。ついでに、昼ごはんは大盛りの天丼と、ざるそばを少し食べて満腹状態で臨むという、ほぼ暴挙。
さてプレイはどうなったかというと、ドロートランプは3順で安全に完了、♣AKQと取ると案の定Eはシングルトンからのリードだったことが判明した。よって♣では3トリックしか取れないので♠を工夫するしかないのだが、ここでクラブをハンドでラフするという行動に出てしまっている。5431と頭のなかで思っている。さらに♦でダミーに移り、エスタブリッシュしたはずの♣を取ろうとしたところ、Wから♣Jが出てきて慌てた。あ、計算をまちがっている!
結局スペードも思うままにプレイできず2ダウンした。しょぼん。
実は♣のKQとキャッシュしていた時に、会場にお客さんが来て、場が一瞬緊張の切れた状態になった。私は入り口の一番近くでプレイをしていたので、集中も途切れてプレイどころではなかったので一旦プレイを中断した。
それが唯一の原因、ではない。当初からクラブのブレークを頭に整理できていなかったので、うまくプレイできないのは当然であった。それでも、もし当初の予定通り、♠のJをフィネスする方針でダミーから♠のスモールを出していたならば、シングルトンの♠Jが飛び出るので、これをシングルトンと読み、♠Kで1トリック失ったあとは、Eに対して♠9を♠Aと7でフィネスすることで、12トリック取れたはずだった。
前向きな教訓
当初直感で考えていたのは、♠のプレイは、♠Aをキャッシュすべきかそれともせざるべきか、ということ。それぞれのメリットをテーブル上で比較することはできなかった。どういう違いがあるか、想像もできなかった。しかし、今回のハンドを見ると、♠9へのフィネスがキーになっていて、ダミーのA7で9を挟むのが大切だった。となるとAをキャッシュすると、メーク目が無くなってしまうということになる。他にも、さまざまな組み合わせがあると思うが、今回のことを教訓に、より現場でパターン分析ができるように、毎回くせをつけていこうと思う。
それと、重要なことは、♣のカウントとブレークの位置づけをきっちりと行なってさえいれば、メークできただろう、ということだ。
頭のボーっと状態ってのは、結構深刻だった。これは風邪の症状ではないかと思っている。これまでのブリッジでも何度かあったし、確か昨年の福岡に行った時にも、少しだけボーッと状態になった気がする。今、この文章を書いている自分も、似たように頭がぼーっとしている。これは風邪ではないか?
もしそうならば、体調を管理・維持できるならば、今回のスラムはメークできる、ということにつながる。ぜひ前向きにそのように考えることにした。バンザイ、頑張ってわたし!