さまざまなエンドポジション
昨日のスクイーズは、私のプレイ数が少ないだけに、いろいろと考えてみる良いネタと機会だと思い、分析を続けてみようと思う。
ハンドはこんなので、私がW、7♠でリードが♦2。
トランプ2−2じゃないとできない。そして2−2だったので元気が出た。上から12個はある。もう一個増やす方策としては、♥AQでKをはさむフィネスと、♦Q10で、Jをはさむフィネス、さらには♦Jがダブルトン以内で落ちる、そして♦のブレークが3−3の時のダミーの4枚目の3通りくらい。
グランドスラムはフィネスをしないでメークしたい。その思いだけで、何かできないか考えた。♦の3−3ブレークは最後に試せばいいから、あとはスクイーズだ。
1)♥と♦のスクイーズ。これは♦が3−3でなく、Jもダブルトンでなかった時にも、4枚持っているほうが♥Kを持っていると、どちらかを捨てなくてはならなくなるスクイーズ。ただし、♦4枚目と♥Qは、同じダミーにあるので、Nにしかかからないポジショナル・スクイーズだ。
2)♥と♣のスクイーズ。♣のブレークが5332で、Wのチビ♣がスレット(脅し札)になれる場合、♥Kと♣5枚を一緒に持っているディフェンダがかかるスクイーズ。♣のスレットがハンドに、♥Qのスレットがダミーなので、相手がNでもSでもどちらでもかかるオートマチック・スクイーズ。
3)♦と♣のスクイーズ。♣が5−2で♦の4枚目と♣の5枚を持っているディフェンダがかかるスクイーズ。スレットが分かれているので、これもオートマチック・スクイーズ。
実際には、エンドポジションと、スクイーズの形をはっきり想定しながらプレイできたわけではなくて、♥Kと♦10はスレットだな、ついでに♣も剥がしておけばスレットになりそう、と考えていただけで、夢中でプレイしてた。
以下が実際のエンドポジション。左が残り4枚で、Wから♠(トランプ)がリードされる。両方のディフェンダが、ディスカードを迫られる。ダミーからは♣を捨てる。
右が残り3枚のエンドポジション。Wから最後の♠をリードすると、運が良ければ良い終末が訪れる。Nが♦9を捨てた。この時点で♦の残りがJだけになったので、ダミーの♦Q10が取れることがわかる。Nはおそらく♥Kを持っていて、やむおえず♦を捨てたのだろう。
残り4枚の時点で、いろんなエンドポジションに対応できるような気がしている。続く。