ポインツ・シュモインツから

ダブルスクイーズが、シンプルスクイーズからどう発展できるのか、自分の頭と体で理解したいと思い、時間を取ることにした。ダブルスクイーズの前に、まずシンプルスクイーズをまとめないと始まらないと思い、言葉を探した。もっとも簡単に表しているのは、マーティー・バーゲンじゃないかと思うので、そのエッセンスの部分を借りることにする。

どういう時にスクイーズをするか、について、ポインツ・シュモインツ(マーティー・バーゲン著、キャシー・オオタカ訳)から引用。

1.いつスクイーズをするのでしょう?

ルーザーを他の方法で消去できない時にします。先の見通しが暗いので、スクイズに頼っても何も失うものがありません。

スクイズをする機会に制限はなく、NTでもスーツ・コントラクトでも良いのです。コントラクトを成立させるためにエクストラ・トリックを取るのを目的としたり、また単にオーバートリックを取るためにもします。

2.ディクレアラのするべきことは何でしょう?

A.ディクレアラにとってエクストラ・トリックを取るチャンスが全くないような、本命でない、的外れなスーツ(例えば、トランプ・スーツのようにオポーネントに短いスーツとか、オポーネントがボイドであるようなスーツ)のウィナーを全部プレイして、奇跡を待ちます。

B.(ハンドの)A9に対してダミーにK75をサイド・スーツとして持っていたとすると、このスーツで3トリック取れる可能性があるのです。このスーツの3枚目のカードがオポーネントを威嚇することになるので、スレット(脅かす)・カードと呼びます。この3枚目がウィナーにならないよう、ディフェンスのどちらかが少なくとも3枚保持しているべきです。

。。。。。

4.貴方の願いは何ですか?

‥‥貴方のスーツの最後のウィナーをキャッシュする時、こちらの取りたいと思っているスーツのディスカードをオポーネントに強いることを、貴方は願うのです。これで合理的なスクイズが成立します。

6.なぜスクイズはそう難しいのでしょう?

そう考えることはありません。これらを覚えておいてください。

  • ディスカードは誰にでも非常に難しいのです。オポーネントにいつも冷や汗をかかせるようなことをしてあげましょう。
  • ブリッジはピナクル・ゲームとは違って、最後のトリックを取ってもボーナスは出ません。
  • 決してあきらめないことです。ルーザーが明らかに見えていても、チャンスが全くないよりは少しでもあったほうがいいでしょう。

というわけで、まずはシンプルスクイーズのこころをまとめたことにして、自習時間に突入。