ゲームの幅を広げる
今日は出張のためトランプはできないと思う。今私が娘と遊べるトランプゲームと、昔買って夢中になって読んだトランプの本の紹介をしよう。
娘が小さな頃、最初に遊んだトランプゲームから。最初は3才頃だろうか(そういえば昔、バイシクルカードを1枚食べられてしまったことがあった)。
- 神経衰弱……意図を伝えるため、6つのセット、12枚だけでやった。
- ババ抜き……おとうさんはデックからジョーカーを捨ててしまうため(w、実際にはジジ抜き
- 7並べ……実際には、4が真ん中のA〜7までを使う4並べ。「数字」そのものや並び方、絵札の並び、呼び方などを覚える基本の遊びとなったと思う。また、出せないときにカードを引くが、7〜8枚以上持てなくなったら、「持てない」と言ってカードを引かなくて良い。
- スピード……目の前に4枚を開き、続く札を場に速く出していく遊び。おとうさんが手加減する期間は長かった
- ドーナッツ……丸くカードを並べて中央にめくる。同じスートが出たら中央の札を取らないといけない。取った札から場に出していき、なくなった人が勝ち
- ページワン……カードを引くのが目的じゃないので、スートが違っても数字が並んでいれば出しても良いことにする。例えばハート7が出ているときに出せるのは、全スートの6、7、8。別名フェース。
- おっきいちっちゃい……トリックテーキングゲームの基本を教えるため、数枚もってフォロー、ディスカードの練習をしたゲーム。同じスートならどちらがおっきいかを言わせて、強さを確認させた。
- ブラックジャック……足し算できるように。当初は、7以上のカードを抜き、13までの計算で遊んだ。今は普通のルールで。
- ポーカー……3回取り替えられるドローポーカー。役を覚えるのはあっという間だった。大きい役が出来たらほめる。とても楽しいらしい。同じ5枚のフェースと合わせて勝った人がゲームを選べる、ポーカー・フェース(ポーフェー)が我が家の定番ゲーム。
- ジン・ラミー…… 最初は7枚で、点数の累積ではなく回数で。これもルールをすぐ覚えた。点数表の100点を計算できそうになったときに練習がてら普通の10枚のジン・ラミーにした。当初楽しかったらしく、カードを自由に操れるようになった。はじめて大人と同じルールでできるゲームだったし、それが動機となりカードの持ち方も練習したようだ。10枚を持って、カードを落とさずにジン・ラミーができるようになると、13枚のカードも持てるようになる。
- エカルテ……ホイストにつなげるためのゲームで、マストラフは非採用。
- ホイスト……最初は2人で遊び、そのうち3人でダミー・ホイストになった。
これまでは、ホイストの練習も含めて、何か一直線に突進してきたような気がする。これからは、横や斜めにも広がっていかないとなぁ、と思っている。
そこで、自作ブックカバーとして1980年のカレンダーが付けられた本を久しぶりに引っ張りだした。
沢木敬郎著『トランプ百科 遊び方から必勝法まで』光文社、カッパ・ホームス・シリーズ。昭和52年初版、昭和55年第7刷。
子供が遊ぶゲームから始まり、実にさまざまなゲームをおもしろい視点で紹介していた(はず。最近読んでないもので)。必勝法とかを書いていてくれた。実は 320ページうち、最後のスペードの章80ページ(全体の四分の1だ!)が、コントラクト・ブリッジの歴史も含めて、コントラクト・ブリッジの説明、そして必勝法に割かれている。そこに行き着くまでに、クラブ、ダイヤ、ハートの章があり、
- クラブの章 <運を天にまかせるな> 75ページ
- みんなで遊ぶゲーム
- 体を動かすゲーム
- 頭を使うゲーム
- ダイヤの章 <沈黙は金を忘れずに> 60ページ
- ギャンブルの古典へのご招待
- カジノへのご招待
- ウェスタンへのご招待
- ハートの章 <愛が戦いだったとは> 77ページ
- ラミーと仲間たち
- ピノクルと仲間たち
- ナポレオンと仲間たち
- スペードの章 <知は勝利へのかけ橋> 80ページ
今後、この本の最初のクラブの章を、もう一度読んで、娘と遊ぶゲームの幅を広げようと思っている。