投げ入れる

そういえば、クリベッジ勝負の後、2人ホイストを1回遊んだ。ただし、以下のように、遊びというか、ほとんど大リーグボール養成ギブスのような状態である(w。

「えーとじゃね、今日もエスタブリッシュをしてみようか」「エスタブリッシュってなんだっけ?」「えと、4枚以上ある長いスートを、負けてもいいからリードし続けると、そのうち誰もそのスートを持っていなくなるので、さらにリードすると皆、ディスカードしか出来なくなって、小さなカードでもトリックを取れるようになること」「…………」

まあ、煙に巻くような説明で、それはそれで聞いていないだろうからいいだろう。おとうさんは手を開く。娘はおとうさんのハンドを見ながら、自分の損にならないように、できるだけトリックを多く取れるようにプレイする。「私のカードは、おとうさんに見せなくていいんだよね」「いいよ」

「おとうさんは5431だ」「え、なにそれ?」「数の多いスートから、枚数を言ってみてごらん」「えーと、5、、、4、、、3、1、あ、5431だ!」トランプはスペードで、おとうさんがAQxxと持っていて、娘はJが1枚であった。5枚あるのはハートで、おとうさんのハートは1枚だけ。おとうさんのハートは6だったので、娘が最初にリードしたのはハートの8、1トリック取る。「こうだよね」

「おとうさんはハートがもう無いので、ハートをリードされたらトランプでラフするよ。でも、おとうさんのトランプが全部なくなったら、長いハートをリードすればおとうさんは、ラフができなくて、ディスカードしかできなくなるよね」話を聞いている。「だから、トランプをリードしたり、ハートをリードしたりして、おとうさんのトランプを無くするといいよ」

というわけでおとうさんは、娘のハートリードを順調にラフし、どんどんトランプが短くなっていって、最後に娘にリードが入った時は、ハートの2と10がエスタブリッシュしていて、おとうさんはディスカードしかできなかった。「これがエスタブリッシュだよ」2人では無理があるが、まあ、だいたいそんなところだろうし、トランプでなくとも長いスートは強さがあることを、繰り返し教えてみよう。

娘は6トリック取ってブック。残り3トリックで持っているカードは「DのQ3、Cの9」おとうさんが開いてみせているカードは「DのKJ、CのK」、ここから娘のリードなのだが、「ああ、だめだ、全部負けます」という。そこで、「ダイヤを自分からリードすると、Qでは絶対に勝てないよね。でもおとうさんからリードすると、そのQは取れるようになるんじゃない?」とヒントを出した。

「あ〜そうか」と言って、クラブの9を出した。めでたくDQで1トリック取って1点獲得した。いわゆるスローインだ。「これをね、スローインっていうの」「へ〜スローイン。」

このゲームは人気がなく、1回遊ぶと必ず飽きてしまうようだ。重いよな(w。