好きなひらがな

鉛筆の持ち方の練習が、意外な形で続いている。2週間くらい前から本格的に始めないといけないと一念発起して、おとうさんが毎日10分づつ、ひらがなを書かせていたが、本人は興味を示すこともなく、これは続けさせるのが大変だなぁと思っていた。「にほんごであそぼ」の読み札の句を書かせていたが、思い切って書きたいひらがなを書かせてみることにした。すると選んだのが「か」と「を」。

「か」のほうは、左下へ伸びている鼻が、弧を描きすぎて象さんの鼻になっちゃってあまりかっこ良くなかった。何度も薄い字を書いてあげ、なぞらせた。2日続けたが、それもあまり効果はなかったように見えた。

おととい、「を」を書かせてみた。もともと自分で書きたいと言っていた字なので、とても強い興味を示した。他の字は読みやすいかどうかは別として読める字をかけるのに、「を」は、読めない感じ^^;。三角形を書いてあげその中にバランス良く書かせてみたところ、1日書かせたらひとりで上手な「を」が書けるようになった。とても喜び、上手に書けた部分をハサミで切り取り、「かべにはっておいてちょうだい〜」と言う。一番目立つ所に貼っておいた。

昨日、「を」を書くという。今までにない勢いだ。書けなかった「を」を自分だけで書けるようになって、とてもとても嬉しかったみたいだ。1枚、2枚、3枚と紙に書き続ける。「じょうずだじょうずだ」と言って褒めてあげると、少しバランスの悪い部分も素直に助言を受け入れ、どんどんうまくなっていく。面白いものだ。

「つぎはねぇ、」とひらがな表を見ながら、「『ゆ』、『め』、『ね』、『な』がかきたいなぁ」という。ほんとうはニコニコマンのような「さ」も書かせてあげたいんだけどね。今日もひらがな練習が続くだろう。楽しみだ。

この続く練習に伴い、鉛筆の持ち方が良くなってきている。当初は親指に人差し指がかぶさって、とても強い力で鉛筆を押し付けていた。これは絶対におかしいと思ったが、どう直して良いかわからない。ふと小指を見ると小指をぐっと握りしめている。なるほど小指と薬指を開き、その延長に中指を添えて、鉛筆の下側を中指できちんとサポートすることで、全体に力が入らずにスムーズに鉛筆を持てるようだ。それを指摘すると、「を」の練習に便乗し持ち方がだんだんよくなってきた。おとうさんがいないときにも、自分で工夫して、力を入れないようにがんばっている。これは良い兆候だ。

「を」

「を」を、『大辞泉』で調べてみると、

「を」は、古くは[wo]の音で、「お」(発音[o])と発音上も区別があったが、のち、両者は同じ音となり、中世末期には[wo]、近世以降は[o]となった。

とのこと。おとうさんが大学の昔、東京生まれの同級生が「wo」と発音していたのを聞き、私自身もきちんと「wo」と意識して発音するようになった。だから娘にも「wo」であることを教え、きちんと「wo」と発音している。おかあさんは「o」だ。おかあさんがこれに少し違和感を感じていたとのこと。

先日おかあさんから話を聞いた。テレビを見ていたら東京出身という朝丘雪路さんが、「を」を「wo」と発音していたとのこと。おどろいたそうだ。我が家の娘は中世末期の発音を連綿と伝えているのだろうか(w。

フラフープ

日曜日にフラフープを買ってきた。お祭りに遊びに行った時に、子供達がフラフープを遊んでいて、ちいさな子供までが上手に回していたという。娘も最初はできなかったが、少し練習したら回せるようになり、それからは何かに取り憑かれたようにお祭りで練習をしていたという(w。なわとびみたいに、フラフープも続ければ上手になるかもしれない。