遊び方のバランス

週に1度のブリッジ教室に毎週出席するのは、日常サイクルとして結構大変かな。食事を急いで取ったあと、これも急いで会場へ移動して、娘はその間、くたくたに疲れて一眠りをするわけだが、おとうさんは夕食があとになってしまうし。それでも、面白いと言っているうちは、行けるときに行っておきたいと思っている。

教室にはちょうど今年度に始めたばかりの女性の方が2名いらっしゃって、やっとカードの出し方とルールがわかり始めた感じ。それでも、勝つためにカードをどのように出すかとか、まだよく知らないので面白さも雲をつかむみたいだ、と言っていた。先生からは、ビッドやハイカードポイントの話が出てきて、基礎からみっちりというよりは、まずは格好だけでもみんなに追いついてテーブルに付けるよう、という指導方針。年配の女性の方が、ゆっくりとブリッジを覚えていける、スローペースの教室ってのは、なかなか世の中にないという意味からも貴重かもしれない。

そういう中で娘も、ビッドを適当にやっていいよ、ということにして、形だけでもみんなに参加して、スコアもつけたりして格好になっている(笑。ディクレアらの時には、ダミーにKとJが見えていると一呼吸考えてから、必ずJで取ろうとする。それなりにプレイを楽しんでいるのが頼もしい。

どうするとトリックが取れるかという技術的な話はほとんど言っていないので、コントラクトをダウンすることもしばしば。それでも、何か、もう一ひねり、アイディアがあれば、安定して大人の初心者の中でブリッジを遊んでもらえそうな気がする。なにしろビディングシートに「ワンスペード」と書きたいけれど、スペードというアルファベットを知らないので、スペードのマークを絵で書いている。それもOKだ。

ビッドは、先生が指導してくれるのについて行けるとは思えないので、適当路線をしばらく続けることになろう。それでも、ブリッジノートを買ってあげて、大切な知識に関してはノートに書いておいてあげようかと思っている。

とりあえず、今は、こんな形で大人のみなさんについていっているが、いつ落ちこぼれになって足をひっぱるかわからない。負担にならない程度に、長く付きあいながら、家ではなかなかできない4人でのブリッジをテーブルで遊ぶことを、少しでも繰り返すことができれば助かる。

お風呂で「5332、5431」のブレークの暗唱(13枚の1スートが4人にどのように分かれているか、もしくは自分のハンドの4つのスートの分かれ方)は、今でも続けている。おとうさんのためにやっているのだが、習わぬ経を読むように覚えてくれると、いろいろと面白いことができるようになるんじゃないかと思う。

とりあえず、無理のないレベルで出席し続けられればいいなぁと思っている。