道場破りw

週末、ひさしぶりにおばあちゃんとおじいちゃんの顔を見に、仙台に行った。月の始めは仙台ブリッジクラブで午前中からセッションをしていると聞いていたので、事前に主催者に連絡をして許可をもらい、娘とペアで参加することにした。以前はおかあさんと良く参加していたが、今では娘のほうが良く練習をするので、おかあさんはウィンドウショッピング・チームで活躍してもらうことに。

以前に娘とテーブルをともにした事のある方が何名かいらしたので、気楽な雰囲気で助かった。顔を出したときに「道場破りですか〜」と笑われたw。人数がちょうどだったのでペア戦でなくチーム戦となった。チーム戦はチームメンバに迷惑をかけてしまうことも考慮するとちょっと気が引けたけれど、まずは全力を尽くすことに変りなし。

24ボードプレイし、結果は惨敗だったが、個々のボードのビッドやプレイ、ディフェンスは見るべきものがあったと思う。なにしろ、娘がディクレアラでプレイした5つのボードの結果は、

  1. 4スペーズダブル、ジャストメーク【+5点】
  2. 4ハーツ、ジャストメーク【0点】
  3. 4ハーツ、ジャストメーク【+11点】
  4. 3NT、ジャストメーク【0点】
  5. 4スペーズ、2ダウン【0点】

と、すべてゲームコントラクトで、そのうちダブルをかけられたコントラクトをジャストメークしたりして、合計でプラス点になっている。一歩も引けを取らず、堂々としたビッド&プレイだった。

ハンドレコードがないので、おぼろげであるが、覚えているところを少し。

ノース(N)に娘が座り、サウス(S)に私。Wがスペードでオープンし、娘がハートで競り合う。私は娘のハートを2Hまでレイズしたが、EWもスペードで競りあってくる。しかし娘は動ぜずに、自ら4ハーツをビッドし、これが最終コントラクトとなる。

全てのハンドを思い出せない。たしかダイヤモンドとクラブは娘は強かったはず。Eがオープニング・リードに2枚のスペードをリードしてくる。WがK、Aと取って3巡目を続け、Eがそれをトランプでラフした。早くも3トリック取られてしまい、あと1トリック取られるとダウンだ。Eからダイヤモンドが返されただろうか。娘はこれを勝って、ダミーにCAで入って、ハートのスモールをリード。

そしてここからが圧巻、ハンドからハートのQを出して、両方からハートがフォローされたのを確認して、おもむろにハートAを出す。Qが勝った時点で、残りは裸のK1枚であることが分かっているのだろう。Eはショウアウト(ハートがないので他のスートをディスカード)し、Wは残ったKを取られてしまった。トランプで負けを出さなかったので、他のトリックは全て勝って4ハーツはジャストメークした。娘はもう、ハートKのフィネスもできるようになり、さらにはトランプの枚数を間違えることもないみたいだw。

下のハンドは、サウスのおとうさんがプレイした、サウスの4ダイヤモンズダブル。Eがスペードでオープンし、おとうさんが2ダイヤモンズと介入。皆パスをして、Eがさらに3クラブズと竸ってくる。私はさらに3ハーツをビッドした。WがEのクラブをレイズし4クラブズ、そして、娘は4ダイヤモンズと、おとうさんのハートをダイヤモンドに直した!

同じ代で言える時は、トランプの長い方に直してあげることを、以前話していた。それを覚えていて、4ダイヤモンズにきっちりと直す。これにEがダブルをかける緊張した展開。

Wからスペードがリードされて3巡目も続けられて、おとうさんはラフをせずクラブをディスカードした。Wはこれをラフして、クラブをリードする。おとうさんはこれをダイヤモンドでラフして、ダイヤモンドAを出すと、EからQが落ちてきた。

すでに3トリック取られているので、ハートで1トリックも負けずに5トリック取れれば、コントラクトがメークする。どうプレイするとハートを負けずに取れるのか?そこでハートの10と、KがWとEに分かれていることを前提に、EにはKがあると仮定すると、Eのハートが3枚か2枚かで、プレイが変わってくる。

そこでEには3枚、Wには2枚と想定し、Wの10を落とすつもりでダミーからハートのJを出したところ、読みが外れてWに10が残ってダウンしてしまった。EがKxと読めばダミーからJではなくスモールだったが、Eが3枚と考えたことは悔いがない!

チーム戦だと、席の移動が少なくて、緊張したボードの勝負がずーっと続くので、娘は珍しく最後の6ボードを残して「疲れたー」と言ってた。それでも、競り合いもディフェンスも、そしてディクレアラのプレイも存外に良くできていたので、とても楽しかった。みなさんにあまり迷惑をかけずに済んだかな、と胸をなでおろした。

今日は、おかあさんも交えて3人でTiny Bridgeを遊んだ。おとうさんがディクレアラの時に、おとうさんの出したカードを見ながら、自分のカードを出さずに何かしら考えている。何かと思って聞いてみると、「おとうさんの点数が分かっているから、出したアナーを足し算して計算してみてたんだ」だって。あれー、それってカウントだよ!おとうさんも、おかあさんも、なかなか最後までできない点数計算を、言われなくても始めちゃったよw。

このまま続くようならおとうさんも追いつけなくなりそうだな。。