ビッド講習・ノートランプ体系

連休は仕事もあるはずなのに、マラソン練習とブリッジのことばかり考えたり原稿書いたりばかりで時間が過ぎていくぞ。まあ、前半はこんなもんか。

今日の夜、第2回?のビッド講習をした。ハンドの例題を作るのが大変で、すべきことが多くてぼう然としてしまったが、京葉ブリッジセンターさん(http://keiyou.homedns.org/)のマックスハーディー翻訳本(購入済み)と、その中の例題ハンドのlinファイルが公開されているので、それを使ってみることにした。

もともと、ハーディーの緑本、紫本は購入していて、筋がとってもわかりやすいのでビッドの流れ的にはとてもいいなと思っていた。その翻訳本が出てくれたので、もっと使いやすくなった!

BBOソフトの画面のキャプチャを取って、pdfに変換、それをiPadで開いて資料にすることにした。iPadは娘も操作に手馴れているので、そういう面でも楽しいみたい。iPadで自由にBBOが遊べるようになって欲しいんだがなぁ。

今日は、NTオープンの体系についてみっちりとやってみた。1ー1ー1NTとか、1NTオープンとか。2NTにジャンプするとか2NTオープンとか。

さらにバランス・ハンド(4333,4432、5332)だけでなく、セミ・バランス・ハンド(5422,6322)についても、22のところにAKが絡んでいるときは、バランス・ハンドとみなしていいよ、という話もした。

面白かったのがいくつかあった。18点のこのハンド、

オープニング・ビッドと、(レスポンダは1とレスポンス)、その後のリビッドについて、最初にハンドを見て、考えた上で1オープン。そして1に対しておもむろに2NT。

「おー、正解!」とほめると、鼻高々。だって、17点よりも多いからと、1NTをジャンプしての2NT。自分で考えて自分で結論を出した。いいぞー!

そして、セミ・バランス・ハンドについては、

ー1と来たらどうするか?

と答えた。なぜなら「クラブが5枚あるし、クラブが悪くないから」ああそうだ。そのとおり。もともとなんちゃって4枚メジャーで遊んでいた時にも、5枚あるならば、リビッドしていいからね、と言っていたから、その感覚がある。今後5枚メジャーに移行するにおいて、このマイナーが長くて強いときの感覚は、とても大切になってくると思う。

そして、あえて2と言わないのは「だって、弱いからリバースになってしまうから」ということで、今後もリバースを意識させられそうで頼もしい。

最後のハンドは、リバースハンド。

しかし「15点しかないよ」と2を選択する。だいたい15〜16点
ならいいんだけど、15点でリバースしないっていうのも悪くないと思うよ。今後実戦でいろいろと感覚を磨いていけると思うしね。

ということで、NTのビッド・リビッドの体系を一気に話してしまった。これからどう続くのか、5月中旬のブリッジのトーナメントにはどこまで持って行けるのか。おとうさんの忙しさの中で、どこまで準備できるのか。

少なくとも娘が面白がっているので頼もしい。今はまず、介入のないビッドの意味を押しこんでしまいたいと思っている。それは、大会に出ても、相手がしているビッドの意味が理解でき、自分の作戦ボードの中に、相手のビッドが示すハンドを位置づけられるようになるからだ。情報ゲーム、推理ゲームであるブリッジを、心ゆくまで楽しめるように。