娘に合わせたシステムへのencourage

昨日、時間が取れたので地元のウィークリーで遊ばせてもらった。3テーブルの12ボードペア戦をセットしてもらった。私達2人が加わったのでちょうど3テーブルになったので良かった。

それにしても、数ボードやるだけで、ビッドの問題課題、そして素晴らしい発想が毎回山のように出てくるのは、不思議だし、エキサイティングだ。

当然、うまく行かない方が多いのだが、そういう例は、現時点で娘が何がわかっていて、何がわかっておらず、どういうことが得意で、どういうことが苦手かを計る測定データとして、ちょうどぴったりに活用できるのがうれしい。問題は、それをおとうさんがきちんと活用して、次のステップへ展開できているかということ。今は全くできてないと思う。それでも、今回の練習ハンドで、おもしろいことがわかったので、ぜひ次のステップに進みたいと考えている。

インビテーショナル・ハンドで

まず、最初のボードは、レスポンダのインビテーショナル・ハンドでの対応。Eがおとうさんで、14点で1でオープンした。Wの娘は11点、13点には届いていないのでマラソンビッドではなくて、1の代でを紹介する。

すると、おとうさんががフィットしてしまい、2となった。娘はここで困ってしまってパス。どうすれば良いかわからないという。

インビテーショナル・ハンドだから、ゲームに誘うといいのだが、そこでわからなくなるのは、そういうことをおとうさんが教えていないんだなたぶん。

ラソン・ハンドで

次は、典型的なマラソン・ハンドでの失敗。Eのおとうさんは12点で1でオープン。娘は14点+長さ点=2点の強いハンドだ。当然2とジャンプして、おとうさんはアラートする「ゲームまでパスしませんという意味です」と。

この1ー2のマラソン・ビッドは本当に画期的だ。1ー2のようなメジャーでオープンした時の2の代のレスポンスが、ゲームまでパスをしないという取り決め(私たちはこれをマラソン・ビッドと呼んでいる)はツーオーバーワン・ゲームフォーシングとして普通だけれど、マイナーでオープンした時に、ジャンプするのは通常19点以上のとても強いハンドを示すことが多い。

しかし娘は、通常の方法から類推して、1ー2もマラソン・ビッドとして自然に使い始めたのだ。
面倒な複数の取り決めが不要で、自然に使えたので、これは素晴らしい。

だから、その後、上手にトランプを決めたり、ノートランプに収めたりする練習をしないといけないということだ。さあ練習練習。

リバースは決めないことにしよう

フォーシング1NTに関わること。Wの娘は1とオープンし、おとうさんはフォーシング1NT。

フォーシング1NTへの答え方について、「次に長いスートを下から言います」ということを繰り返し教えていたので、「6枚あったらをもう一度言えます」というのは、以前話をしたかもしれないが、娘の辞書には載っていないようだ。

そこで、2番めに長いをビッドした。結局は4になって作ることができた。後から娘に「ハートのビッドのあとにスペードを言うと リバース になること覚えている?」と聞くと、「リバースってなんだっけ?、難しくて覚えてない」と言われた。

おとうさん、良いことを思いついた。リバースが強いハンドを示す、というのはやめよう!その上で、使える対応を考えることにしよう。娘の感覚的に、難しいものについては、それを除いてシステムを作ることに、決めた!何も既存のシステムにすべて従う必要はないし、そもそも全てを覚えられるわけじゃない。問題のない範囲で、今の時点で使えるシステムをさくっと作ってしまえばいいんだ。そうだそうだ。

バランスハンド系

これも、娘が悩んだビッド。23点あるバランスハンド。

これを1でオープン。5枚メジャーの時のオープンするスートの取り決めならば、1で問題ないのだよね。本来ならばアーティフィシャル2から、2NTをリビッドすることになるのだろう。

おとうさんの2のレイズに、いきなり5だ。結果はジャストメークだし、3NTならスペードリードでダウンだった。

娘は自分で5を選べたことをとても誇りに思っているようだった。

そうかそうか。今知っている知識を活用しながら、当てはまらないものは自分で考えてビッドできるようになってきたんだな。ならば、おとうさんも、その感覚をビッドに活かせるように、システムを決めてあげることにしたよ。どうやらそのほうが、今の私達ペアは楽しくブリッジができそうだ。