ブリッジマスターで注意深く

コメントでブリッジマスターのことを頂いたので、起こしてみようと思う。ブリッジマスター2000という、2000年に発売された(のかな?)、コントラクトブリッジのプレイ練習用ソフトウェアがある。

BBOの創設者で、アメリカの代表候補チーム、ダイヤモンドの最年長プレイヤーのフレッド・ギッテルマンがソフトも、問題も、どっちも作ったというしろもの。思い出したように、たまに引っ張りだして遊んでみる。レベル5まであるんだけど、3の最初のほうで、私はギブアップしている。リンクの一番下の、オードリーグラントの問題集は、初心者用のようだ。欲しいんだけどな。

そのブリッジマスターの一番簡単なレベル1から紹介。

セーフティープレイという、プレイの技術がある。余計なトリックを取れなくても、きっちり必要な分だけのトリックを取る技術で、不運な相手のブレークの悪さを、「不運」とは言わないようにするプレイ。さらに、直感的には普通に見えないプレイでも、必要な分だけのトリックを取るためには必要な手順、という比較的高度なセーフティプレイもある。

上記のブリッジマスターの問題は、お題が「ケアフルプレイ」。注意深くね、ということ。セーフティプレイの前者も、バッドブレイクに悪態を付くんじゃなくて、どうバッドブレイクを見越して冷静なプレイをするか、といういわゆる「注意深い」プレイなんだよね。ブリッジは常に注意深いプレイが要求されるゲームだと思う。注意深い人は、それだけで人に優る技術を持っていると、思う。

私もケアフルプレイヤーを、常に目指しているけど、なかなかね、、、、。
(上記問題は、ぜひ考えてみてください。必要ならヒント書きますね)

DTOW

フレッドギッテルマンが、1996年から2004年に、ディールオブザウィークと、週に一度ブリッジハンドをソフトを使って紹介する企画があって、後半の1年くらいはずーっとメールをもらっていたんだけど、もう辞めるよという通知が来た。
http://bbi.bridgebase.com/dotw/index.html
Javaで実行するみたいだから、セキュリティの問題上、動かない人もいるかもしれない)

おそらく、BBOがマイクロソフトに買収される時期だったので、忙しくなったのではないかなと推測する。私自身、リアルタイムで配信されてはいたが、説明は英語だし毎回がんばって見ることがなかった。それでも、2004年に最終回が終わったあと、見るようになって、なんとまあ楽しいこと楽しいこと。とても楽しいハンドには、自分で日本語訳を付けて理解したりしていた。

今考えてみると、あの時が一番、ブリッジを勉強した時かもしれない。それを超えるほどに、今頑張って勉強しないといけない。

最後の1つ前の392番、これはいたく感激したハンド。

ダミーとミラーハンドで、2、1、1のルーザ4で、どうしようもないように見える。

こういうときは、パーシャル・エリミネーションスローインスローインはいいとして、を全部エリミネートすることはすなわち4個負けることなので、できない。よってを2回でストップし、に負けに行くと、2順狩られたは、Pdがウィナーを持っているにもかかわらず、Eがリードできない。

というもの。パーシャル・エリミネーション(一部だけでも引っ剥がす)という言葉を知って、それから何度か、このプレイが出来て、成功している。