次なる問題
先週の日曜に、簡単なブリッジのプレイ問題を練習したので、今週もぜひ練習を続けたい。そこで、前回の問題から少し工夫をして、もうちょっと良い問題を考えた。
♠7のオープニングリードから、♠2、♥3、♦2、♣1の合計8トリックしか、すぐに取れるトリックがない。ここまでを計算できることが、まず大切。
あと1トリックをどこで稼ぎ出すか。そのアイディアを言わせる。♦Jで取ることが思いつくだろう。いわゆるフィネスだ。
しかし、フィネスの確率は50%。♦Qが右手にあるか、左手にあるかは五分五分だ。
しかし、クラブは自分たちに8枚あり、相手にはたかだか5枚、このブレークは奇数なのでもっとも平らに分かれていても、フィネスよりも確率が高い。すなわち、5枚の最も確率の高いブレークは3−2で、この確率は68%だ。
よって、あと1トリックを稼ぎだす時に、♦のQをフィネスするよりも、♣を2回負けに行って、4枚目を取れるようにするほうが、できる確率が高いのだ。
ということで、2トリック目に♣A、そして♣を続ける。クラブを負け続けることで、4トリック目を取れるようにするというのが、この問題だ。
相手が奇数
- 3−2ブレーク(68%)
- 4−3ブレーク(62%)
フィネスは五分五分(50%)
相手が偶数
- 3−1ブレーク(49.5%)
- 4−2ブレーク(49%)
- 2−2ブレーク(41%)
- 3−3ブレーク(36%)
長い目で見て、奇をてらうプレイではなく、確率にしたがってプレイするパーセンテージプレイが重要だってことだ。