進歩するブリッジ

今日の日曜日、先週は中途半端に終わっていたブリッジの練習をぜひ行いたいと思っていた。夕食までは時間もなく、また集中力も無かったので、まずは食事の後だと思い、娘にはそう伝えてみた。「夜にブリッジの練習するよ」すると、まあ、まんざら嫌そうではない返事をする。

結局夜は眠る時間のちょっと前にしか、時間が取れなかったができるところまでやろうと思い、作成した2つの問題をデュプリケートのボードに組み込んで練習実施。

練習ハンド(2)

最初に、相手のスートのブレークの確率表を、娘のブリッジノートに写させた。

その直後の、この練習ハンド2だから楽勝でできるのではないかと思っていたが、案の定、2トリック目にはのフィネスをして早々にダウンした。本来ならのフィネスは50%、クラブの3−2ブレークは68%なので、クラブを負けに行くプレイを選ぶのが正解なのだが、わかりやすい間違えをしてくれる。

娘はディフェンダのリードの時に、相手の枚数が何枚なのだろうか?と考えることもしていないことがわかった。効果が無いならそういうことを考えても無駄だし、これから覚えていくことになるのだろう。

2度目には、クラブを負けに行くことを理解した。しかしが5−2ブレークの時に、ダウンしそうなことを予感したらしい。それでも、がもし5−2ブレークの場合は、Eはすでにを2枚プレイしているので、その後クラブでEに入ったとしても、リードできるスペードがないのだ。そのことに、娘は気がついたようで、それこそ、次のホールドアップの問題だよ!

練習ハンド(3)


そしてこちらの問題は、簡単に説明できるわけではないから、とまずはプレイをさせてみたところ、最初のリードをQで勝ち、すぐにフィネスをして、Eに抜けた。を返されるとハンドのKがうまく捕まってしまい、で走られてダウン。

それを経験できた。そして、娘いわく「じゃ、最初のをわざと負ければいいんだ」

その通り。なぜか理由を説明できなくても、そう感じたならそうプレイすればいい。直感で。そして答えはそのとおり。ホールドアップ。ディフェンダの特定のスートをなくしてしまうために、あえて勝てるカードを出さずにわざと負ける(ダックする)プレイのことだ。

娘に「おとうさん、練習問題の本があるなら、置いていってくれれば答えを考えているよ」と言う。練習問題の本はあるよあるよ。やはり4年生になったら、本格的に教えれば覚えそうだ。

娘は、プレイを自分で考えたい、と言う。答えを教えようか?と言うと、自分で考えたいそうだ。ああ、それはとてもいいこと。そして、オープニングリードのダミーのカードを出す前に、「おとうさん、最後までどうやってプレイするかを一度考えてみてもいいの?」と言う。ああ、構わないよ。君がそれをできるならそのほうがいい。時間がかかるのは、訓練で短くすることはできるからね。

そうか、君はもうそこまで来ているのか。おとうさんが教える限界も近いな。飛び抜けていって欲しいけど、飛び抜ける前の葛藤も、それはそれで大変だろう。特におとうさんが、自ら持っている自らの問題意識を、事態に対応できるほど客観視できるかどうかが、重さの基準になるかな。