ポーカーフェース

《ポーカーをするとき、手札を悟られまいと無表情を装うところから》表情を変えないこと。無表情な顔つき。

題名のポーカーフェースはその意味ではなくて、略して「ポーフェー」というゲームのことである。ここ2ヶ月ほどはほぼ毎日、このゲームをしている。

フェース、というゲームはいわゆるページワンのことで、娘にトランプをさせ始めた頃に手札をできるだけ場に出せるよう、スートが違っても数字が続いているカードは出しても良い、というルールで遊んでいたことがあって、基本ルールに手を加えていることからページワンという名前で呼ぶのは避けたい。娘にどういう名前を付けるかと聞いたら、「フェース」と言ったので、フェースと名付けることにした。

2が出されると次の人は無条件に2枚めくり、8は1枚めくり、Jはいつでも出せて、スート指定ができる。残り1枚になった時は、「フェース」と声をかけてカードを出す。ま、いわゆるページワンのローカルルール版である。

今年の9月ころに、ポーカーを教えてみた。よほど面白かったらしくて、9つの役をすぐに覚えた。今では外を歩いていて、ポスターなどに数字が並んでいるのを見ると、「あ、ワンペアだ、スリーカードだ」とか言っている。

どちらのゲームも5枚の手札で遊んでいたことから、ふと、この2つを合わせてみようと思い立ち、どちらかが決められた回数を勝つまでの勝負とし、前回の勝者が、手札を見た後に、次のゲームをポーカーにするか、フェースにするか、決められるというルールにしてみた。ちなみに、ポーカーのルールはドローポーカーで、3回まで手札の交換ができることにしている。手役をどのように作るか、を重視しているからだ。今までの最高役は娘の作ったストレートフラッシュかな。

これが結構単純で面白いことがわかったので、今では我が家の定番ゲームになっているし、これからもずっと遊び続けるのではないかと思う。

何回勝ったかの記録は、我が家のいろんなところに散らばっているプリキュア5の大小2種類のおまけカードをかき集めてきて、勝ったら小さいカード1枚、大きいカードは小カード5枚で交換できる、ということにしている。娘の大好きなミルキーローズのカードをお父さんが取ったりすると、それだけで一悶着あったりして面白い。というか大変なのだが。

手に持つカードの枚数が、当初5枚なのはちょうど良い枚数と思う。フェースだと、出すカードがなければ手札がどんどんと増えていく。しかし手札が多くなったとしても手の中で並び替える必要はないので、多くのカードを持つ練習としては最適だと思った。

夢中になって遊んでいる間にカードが持てるようになるのは、とても助かる。トランプを始めてばかりの子供(大人もそうだが)は、カードのハンドリングに慣れるまで時間がかかりゲームに集中できないことが多いようだ。まずはカードの持ち方の関門さえクリアしておけば、今後も、ゲームそのものに集中できるようになる。お父さんは今、カードの持ち方、広げ方、並べ方の特訓をしているところである(笑。ちなみに、ヒンズーシャフル(普通にトランプを切る動作)はいつのまにかできるようになってた。