箸の持ち方とカードの持ち方

5才になる娘に、箸の持ち方を1年半ほど教えているが、一向に直らない。昔の商人のように、夕食時に少しピリピリとした雰囲気で「しつけ」と称して教えれば、すぐに覚えるのかもしれない。しかし、夕食時は皆、笑っていたいものである。だから、教えはするものの、実践しなくても、ほっといている。長い目で見て、自分で必要を感じれば、練習するだろうと。

私の場合は、ものごころ付いてから(だから、中学校か高校なのかなぁ)、さんまを上手に食べる箸の使い方について、自分で練習をしたことがあって、まあ、それ以来普通の箸の持ち方をしていると思う。たまに指摘をしてあげ続ければ、小学校くらいには普通の使い方ができるようになる、と楽観的に思っている。

そういう意味では、カードの持ち方については、ずいぶんとスパルタ教育的かもしれない(w。と言っても、大人のカードの持ち方を見ながら、娘が自分で工夫するので、それほどうるさく教えているわけではないが。

最初は、4枚程度を持つことから始めて、フェース(ページワン)なので並べ替えは不必要。10枚も持つと、持てないのでカードを引くことを拒否する。それでいい。

本格的にカードの持ち方を教え始めたのは、7枚ジン・ラミーをするようになってからで、今年の11月くらいだったろうか。7枚ジン・ラミーというのは、単に枚数が7枚になったジン・ラミーで、いわゆるセブンブリッジの形だが、ルールはジン・ラミーを踏襲している。というのも、セブンブリッジのルールを教える方が実は面倒だったからというのがある。7は特別のカードで、1枚だけでも場に出せるとか、できたセットから出して行くとか、7を2枚持っているときに、私自身もどうプレイするのが良い戦術か、教えることができなかった。それならジン・ラミーの方が単純だ。ただし、2名でしかできないけどね。

さすがにジンラミーになると、手の中で並べ替えをしないとゲームができないので、カードを広げて、さらにカードを落とさないように持って、並べ替えをすることを教えた。最初のうちは7枚でも、ポロポロカードを落としていた。持ち方が基本的に悪いのだろう。それでも並べ替えということに慣れてくれれば、ゲームができるようになる。

7枚できちんと並べ替えができるようになって、12月に入ってから普通の10枚ジン・ラミーをするようになった。10枚になって、カードを落とす原因が良く分かった。最初にカードを10枚そろえて、左手の親指でカードを押し出しながら、右手でサポートして、カードを広げる動作をする。このとき、左手と右手の間に隙間ができていて、その隙間を通してカードを左手に渡すものだから、そこで落としてしまっているのだ。

左手から、右手にカードを渡している。だから、広げ終わった時には、左手と右手、両方でカードを持っている。これでは右手が使えないので、最後に右手に持っているカードの最下部を左手の親指に押し込んで、右手を解放しているのだ。細かい作業をしている。

いやいや、そうではないのだ。あくまでもカードは、左手1本で持つのだ。手が小さいのは仕方ないが、そこで上手に左手だけで持ち、右手は添えているだけで、扇型に広げられるようにならないと、カードを落としてしまう原因が解消されない。プレイ途中にたくさん並べ替えをしていると、カードの並びがめちゃくちゃになってくる。だから、一度カードを揃えて、スッと扇にできることが、カードの持ち方の重要点と思う。

「はい、そこね。右手でカードを持たないの」と、カードを広げている最中にお父さんが注意をする。箸の教え方よりも厳しい(w。

それでも、遊びの中の小手先の技術は、毎日毎日、自分で工夫して上手になって行くものだ。そのうち、リフルシャフル(おやま、と娘は呼ぶ)も練習するようになるかもしれない。