みちのく地域対抗競技会、その6

2の代の強いオープン

ラソンビッドに、もう一つ付け加えるべきボードがあった。2の代のオープンである。我々ペアは、2の代のオープンを「20点以上のマラソンビッド」として使っている。一般的には、2が、スートに関係なく強いことを示すビッドで、その他の2、2、2は、弱くて6枚スートの時にオープンする、いわゆるウィーク2として使われている。

1の代のオープン以外に、もっと強いことを示すために「20点、すなわち全体の半分の点数を一人で持っているときは、最初から2の代でオープンすることにしよう」ということで2の代のオープンをはじめた。これは感覚的に使いやすいビッドだし、ゲームを逃さないためにも、必要なビッドだと思う。我ながら、当初からこういう方針でビッドを決めることができて良かったと思っている。

Eがおとうさん、Wが娘。


W  N  E  S
         p
p  p  2 p
 p  3 p
 p  4 all pass

この4が2つ取られたが5メークできた。

ビッドだけれど、今後、フィットを探すときの感覚を、少しづつ研ぎ澄ませて行かないといけないと思っている。例えば2の代のスートは、通常5枚以上だ。4枚で出るときは、2NTとの兼ね合いがあるので、ほとんど2NTになるはず。なので、スートでのオープンは5枚。特にメジャーは5枚が基本だ。

Wのようにが2枚あるときに、オープナーが2から3と2スートを示したならば、「3枚あれば最初にフィットを示しているけど、2回目にフィットを示したのは、2枚だからだよ」というビッドができるはず。ただし、今回は娘のが7枚あるので、それを主張しても悪くないと思う。最終的には4に落ち着いて良かった。ほかのテーブルも、ほとんどが4でメークしている。