サルボ -敵艦隊を全滅せよ-

今日、昼間に時間があったので、本を引っ張り出して、紙に書いて2人であそぶ遊びを思い出して、やってみることにした。

載っていたのは、松田道弘の「ふたりで遊ぶ本」。ちなみに、娘に覚えやすい名前を決めてもらうことにしたが「沈没ゲーム」でいいそうだ。


「サルボ(一斉射撃)またはバトルシップ(戦艦)とよばれるこれも紙と鉛筆を使って遊ぶ古い推理ゲームがあります。『誰でも一度か二度はバトルシップで遊んだ覚えがあるでしょう。オリジナル・ゲームは、第一次世界大戦中に、ドイツで捕虜になったイギリス人の囚人が発明したと伝えられています』イギリスのゲーム研究家エリック・ソロモンはこのように書いています。」

とのことで、私は子供の時にこのゲームを、プラスチックでできた専用ゲームで遊んでいた。海を示すプラスチックの専用板、船のミニチュア、砲弾のミニチュアが楽しかった。

最初は単に紙に四角い線を書けばすぐに遊べると思っていたが、10マスを手書きで書くのはそれはそれで大変。加えて、ゲームが進行するにつれ、いろいろと覚えていないと面白さが失われてしまう情報があることに気がついたので、どうせならパソコンで用紙を作ってしまおうと、ささっとエクセルで作っては、改良を重ねた。

それで、現状で最終完成の用紙は以下のとおり。これを1人1枚づつ使って遊ぶ。

はじめに、下のほうのマスに、それぞれ4322の長さの船を書き込む。そしてお互いに最初は7発の爆弾を持っており、上のマスに自分で船の位置を推理して投下した爆弾の位置を書きこんでいく。予想したほうは正確に位置を伝え、もう一人の方は、その位置に船があれば、一連の爆撃が終わった後で何発当たったか、沈没(船の全体が爆撃された時点で沈没)はあったかを伝える。

たとえば4連の船が沈没した場合は、7発の爆弾はマイナス4になって3発しか打てなくなる。ただし、最低限1個だけは残しておく。そうでないとゲームが進まないからね。

このようにして、娘と一緒に遊んだ時の記録紙がこれだ。おおよそ1ゲームに30分かかる。

これは、娘が書いた方。今回はおとうさんがタッチの差で勝っている。

こっちはおとうさん。

用紙を何度か改良した。というのも、最初は横軸を数字にしていたのだが、数字だと、マス目に書く何番目の攻撃かを示す数字と混乱してしまうことがあったからだ。さらには、ABCDとふりがな付きのアルファベットにしてみたが、ディー(D)とジー(G)を聞き間違えてマークしてしまうことがあり、ならばということで全部ひらがなで書いたのが最終版。

30分も遊ぶ割には、あまり頭をつかうことが無いゲームであるw。それでもきちんと考えれば、早く上がりになる可能性も大きいので、明日はじっくりと考えて、作戦を決めて遊んでみることにしよう!

それにしても、松田道弘の本は、私の一生の宝物だな。