新しいゲーム道具

我が家に今夜、新しいゲーム道具が発生した。

お手製・超簡易・60点用・クリベッジボード(w。不注意で蹴っ飛ばしたりすると、大変なことになるのが、たまにきず。

昨日、とあるゲーム会で一角鹿氏にクリベッジを教えてもらった。私は遅れて参加したため、彼は早くから来ていた娘に教えて、一緒に遊んでくれたとのこと。彼は立派なクリベッジボードを持っているらしいが、昨日は忘れてきた模様で、他のゲームから拝借した120点まで書いてある双六のようなボードと、丸いカラフルな駒で代用してくれた。

私があとから顔を出すと、娘が開口一番「『ク』で始まるトランプしよう!」と言い出した。『ク』で始まるトランプゲームだって?神経衰弱じゃないし、ゴルフじゃないし、おとうさんが知っている名前はクリベッジくらいだけど、まあ、言ってみるか、と「クリベッジ」と答えると、ピンポ〜ン、あたり!

「え?ほんとにクリベッジかい?」。私は名前は知っていたが、専用の点数表(ボード)が必要なのと、得点計算が細かいのとで、今までずっと敬遠していた。しかし、ここで娘に「やろう!」、と言われるとは思わなんだ。

娘と遊んだ時は、娘の説明に加えて、一角鹿氏の説明でおおよその遊び方が分かったので、長年の懸案が解決した気がしてとても嬉しかった。それにしても一角鹿氏、娘をつかまえてクリベッジを教えようと思うとは、あっぱれだ。

今日の食事後に、ホイストをしようかと持ちかけると、娘が「えーと、えーと、その前に、なんだっけ?えーと」「クリベッジじゃないの?」とおかあさんが助け舟を出す。「そうそうクリベッジやろう!」。そこでおとうさんは、昨日見せてもらった双六式点数ボードから発想し、家にある丸い駒も使って、クレヨンで手書きのクリベッジボードを作ることにしたというわけだ。

娘は喜んで、いろんなところに色を塗ってくれた。

ルールや得点、手役など、私は昨日聞きかじっただけだったので、奥さんがもう一度やり方を教えてくれた。おおよそのやり方でなんとかできそうだったので、家にある本を開きながら、なんとか60点までプレイしてみた。

松田道弘の「面白いトランプゲーム」に、遊び方が詳しく載っている。明日にでもゆっくり読んで、ルールを覚えてしまおう。

クリベッジのほうはというと、おとうさんが、ラン・オブ・フォー(いわゆる4枚のストレート):4点と、フラッシュ(4枚)4点で先行し、そのまま逃げ切ると思ったら、娘のハンドがなんともきれいにまとまっていた。

スターター(ノッブ)のダイヤの7も含めて、678のラン・オブ・スリーが3つ(3点×3=9点)、7のトリプル(6点)、8+7でフィフティーンが3つ(2点×3=6点)の合計21点を獲得し、60点を駆け抜けてゲームが終わった。

微妙に1桁、2桁の計算が出てくる。5を基準とした1桁計算方法をきっちりとマスターさせよう。1桁計算のマスターには、ちょうど良さそうなゲームだ。それと、おとうさんが手役の組み合わせを見つけるのに、もたもたしていると、娘がこれとあれだ、と教えてくれる。頼もしい。

どうやら、我が家のトランプに新しいゲームが加わったようである。