4ならべ

昨日はめずらしく、塗り絵をすると言うのでトランプ遊びをしなかった。おとうさんも忙しさにかまけて、自分のトランプのことばかりを考えていると、そのうち娘もトランプをしなくなるんだろうなぁ、なんて考える。だから、トランプは置いといても、それ以外の鉛筆の持ち方とか計算の仕方とかは、きちんと教え切らないと、おとうさんが後悔するだろうなと思う。

数字の並びを覚えていないころ、ちょうど3才の誕生日前後かな。並びがわからなくても良いゲームとして神経衰弱を12枚だけ使って遊んだり、これも数を少なくしたジジ抜きをしていた。数字の読み方をだんだんと覚えてきたので、次のステップアップは、数字の順番を覚えることだ。

そこで、7並べは枚数が多すぎるので、4並べにしてあそんでいた。4が真ん中で、Aから7までを使って遊ぶのだ。それと、ページワン。普通のページワンは、同位の札か、同スートの札しか出せないが、カードを4枚以上持つときちんと持てなかったこともあり、できるだけカードを出せるルールに変更するため、同位の札だけでなく、前後の数字の札でもだせるようにした。スートに関わり無くである。

つまり、ハートの3に付けられるのは、全ハートのカードと、全スートの3、そして、全スートの2と4である。これでかなり、出せるカードが多くなるので、めくりすぎて手札が多くなって手に余るということが少なくなった。

ただ、娘は数字の順番がわからないので、3の上に2と4が乗せられることがわからない。そこで、何が乗せられるかわからないときには、おとうさんとおかあさんに聞いても良いというルールにした。「何が出せるの?」と聞く。するとおとうさんが、「ハートと、3。そして、2と、4だよ」と教える。するとそれを聞いて、自分の手札と相談し、出せるカードがあれば出す。

このルールで随分と遊んだ気がする。誰かと遊ぶときにページワンという名前だとルールが違うので良くないだろうということで、新しい名前を付けることにし、娘が「フェース」と命名した。

そのうちに、自分で聞かなくとも、前と後のカードがわかってきて、自分で出せるようになってきた。それでもやはり分からないときがあるので、きちんと聞いている。このフェースは、おとうさん、おかあさんとの言葉の交流もあるゲームだったので娘は喜んで遊んだ。数字の順番も少しづつ覚えてきた。

そして、3才半のころ、いきなり4並べでカードを順番に並べることができるようになり、7並べでもJQKまで並べられるようになった。いきなりだったので驚いた。ただし、カードを7枚以上持つときちんと並べて持てないので、次はカードの持ち方を練習しないといけないな、と思ったのである。