花札と辞書とブルース

ここ数日、遊びと花札、娘と2人でこいこいで遊んでいる。役ができたら途中で止めても良いわけだが、勝ち負けよりは楽しむのが目的なので山札がなくなるまで札をめくって遊ぶことにしている。まだ、役がすっかり身についていないので、どの札を取ったら良いかの見通しがつかないようで、点数としてはおとうさんが勝つ事のほうが多い。これは仕方ないだろう。それでも、五光(ごこう)とか猪鹿蝶(いのしかちょう)とかはすっかり覚えた。

最近中古屋さんが楽しくて出入りをしている。先日、小学生向けの国語辞典があったのでおかあさんが300円で買ってきた。おかあさんがわからない言葉を調べて教えてあげるため、だったが、娘が面白がって、暇があると辞書を読んでいる。調べ方も自分ですっかりマスターしたようだ。ただ、漢字が混じっているのですべて読めるわけではないので、読んであげるのに手間がかかる。それでも辞書を読んでいるなんてのは、楽しくて良い。

ある中古屋さんでは、普段は絶対に聞かないような音楽がかかっていて、倉庫の中で音楽に聞き惚れてしまうことがある。「今かかっているのはなんというCDですか?」と忙しい店員さんを捕まえて聞くことにしている。良いと思った音楽とはいつも一期一会だから。先日は、セロニアス・モンクの「アロン・イン・サンフランシスコ」だったし、この前流れていた曲は、映画アルマゲドンのサントラだったとのこと。よーし、CDさえ分かれば買える!ちなみに売り物じゃないから、と売ってはもらえなかった。そこで別の中古屋さんでCDを探してありましたありました。輸入盤を300円で買って、車で早速聞いてみると、わたしが出会った音楽は、ZZ Topというバンドの「La Grange」という曲だったことがわかった。

ひとつ、嬉しく楽しいことが増えた。