一歩一歩、足元だけ見て

ネットを用いて娘とブリッジの練習をした。娘の日常の生活の時間に過度に負担をかけることなく、しかし、考えた「うまいこと」は実現しないで終わらせたくないから、1日2日1週おきだったとしても、細く長くブリッジを続けていきたい、と、ふと、考えている。

教えなければならないことがら、は考えればたくさんありすぎて、整理と教師の下手なおとうさんでは、うまく指導することなどできないはず。それでも、今のところ、雰囲気としては悪くないということは、今の状態をとりあえず続けるのがいいのではないかと思う。できることをやる。

昨日のハンド。娘はNで、パスパスと続いて1ダイヤモンドでオープン。おとうさんは1スペードとレスポンスするが、娘の次のビッドで悩んでいる。「えーとおとうさん、4枚ないスートをビッドしてもいいの?」「いや、それは良くない。もしダイヤモンドが5枚以上あるならば、ダイヤモンドをもう一回ビッドすればいいし、バランスハンドなら1NTと言うといい」「えーと、バランスハンドじゃないの。でも、2ダイヤモンドは言えない」

ネットでやっているので、練習がてら途中の質問ができて助かる。時間がないので「ならば、とりあえずフィットがないなら1NTとでも言っておきなさい」という一言で決着し、1NTは2メークした。

さて、ネットを終えて、もう一度ビッドを確認してみる。

なぜ、娘は2ダイヤモンズと言えなかったかというと、直前に「弱いハンドでは、自分のスートを2回言うの。オープンした人なら12〜14点が弱いし、レスポンダなら6〜9点が弱い。枚数は5〜6枚だね」という話をしていたので、娘のハンドは16点あって「弱くない」ハンドだから2ダイヤモンズと言えなかった。

そうだね。そして、「こういうハンド、ダイヤモンドが6枚で内容が良くて、4枚のスートが他になくて16〜18点のハンドは、3ダイヤモンズとジャンプするのがちょうどいい」と話してあげた。

さて、娘は、次回まで覚えているだろうか?

オープナーのリビッドと点数レンジ。レスポンダのリビッドと点数レンジ。何度か話をしてきているのだけれど、全く頭に入ってない状態と思う。一括して一覧表を覚えさせてもダメかもしれない。今回のように出てきたごとに、説明をしてあげたほうが今の状態なら身につくのではないか。

ラソンビッド

同じく娘はノース。サウスのおとうさんが1スペードとオープンすると、「ねえ、マラソンビッドやってもいい?」というので、「ああ、いいよやってごらん」

ということで、2ハーツとレスポンスした。マラソンビッドは、その時点でもうゲームまではパスをしない、という取り決めのビッド。娘に13点あるならば、最初にマラソンビッドができれば、あとはゆっくりトランプのフィットを見つけられる。

だから、1スペードー2ハーツ、のマラソンビッドは便利と思う。いわゆるツーオーバーワン・ゲームフォーシング。その後おとうさんは2スペーズとリビッドした。すると「えーと、2回言ったから6枚だよね。ならば2枚でつけてもいいよね」と3スペーズにレイズした。その後おとうさんが4スペーズで、ゲームビッドとなった。

ロッドウェルのツーオーバーワン・ゲームフォーシングを採用しているので、2スペーズは6枚、なのである。おいしいところだけ先に採用すると、後から困るんじゃないか?いえいえ、これまで一番苦労していたのは、ゲーム点があるにもかかわらず、パスをされないビッドの方法がわからなくて、ゲームまで行く事ができずに悔しい思いをし続けてきたこと、とおとうさんは思う。

フォーシング1NTも一度やっているし、これから日常にブリッジが入ってくるようならば、すぐに覚えられるよ。

ラソンビッド=ゲームフォーシング。娘の2ハーツそしてスペードを2枚でレイズした3スペーズ、娘自身は、初めて自分から使いたいと言ったマラソンビッドに非常に満足だったようだ。